Beside You〜幼なじみ6-7
「んっ…ああ…ん、はぁん…」
目を開けていられないほどの快感。
耳元で聞こえる、隆志の息はすっかりあがっていた。
「由佳………由佳………」
「隆志っ…ああっ…」
久しぶりの快感に、あたしはすっかり飲まれてしまった。
ずっとこうしていられたらいいのに。
「ごめっ…俺、もうイく…!」
ぎゅうと強く抱きしめられ、さらに強く激しく突き上げられた。
「やっ…はげし……あっあっああっ!!イっちゃうっ……ああああっ!!」
身体がビクビクっと痙攣するのを感じるなか、隆志も爆ぜたのがわかった。
気だるいまま、隆志の胸に顔をよせる。
「夏休み終わるまで、こっちおるんやろ?」
汗ではりついたあたしの髪の毛をいじりながら、やっぱり気だるそうに言う。
「おるよ。ギリギリまでおろかな、と思ってる」
「そか。俺、練習ばっかやけど、うち隣やからな。毎日会えるやろ」
・・・・練習。
「なぁ・・・あの可愛い子、マネージャー?」
髪の毛をいじる手が、ちょっと止まった。
「せやけど。なんで?」
「・・・可愛すぎへん?」
「そうか?普通やろ・・・普通でもないか、まぁ可愛いわな。すげぇ人気やで」
せやろな。
あんな可愛い子が隆志のそばにいつもいる。
そんなことが、気になる。
「お前、心配してんの?浮気するわけないやん、この俺が」
笑いを含んだ声で、隆志があたしの頭をポンポンと叩いた。
「わかってるけどさ・・・」