Beside You〜幼なじみ6-6
部屋に入ったとたん、ぎゅうっと抱きしめられた。
「おかえり」
耳元で聞こえる声に安堵する。
いつもの隆志の匂いを吸い込んだ。
「ただいま」
ベッドにダイブし、いちゃつく。
あぁ…あたし大阪に帰ってきたんやな…
ケータイの画面越しじゃない隆志の顔。
それがやっぱり、嬉しい。
顔合わせ辛いなんて、そんな気持ち吹き飛んでる。
どこか余裕のない隆志の手が、胸を包む。
「んっ…」
後ろから伸びる腕を掴んだ。
「なに?この手」
「んもう…いきなりすぎるっ…」
「とかゆうてるけど、もうピンピンやん」
きゅっと摘まれる乳首は、確かに主張していた。
「由佳、悪いけど俺我慢できん」
ジーンズを引き下ろした手が、脚の間に入る。
「…もうパンツ濡れてるで?」
「あっ…汗やもんっ…」
「へぇ…」
中に指が入ってくる。
そこは自分でもわかるくらいに濡れている。
「へー…汗ってこんなにヌルヌルなんやぁ…」
「…ほんま、ムカつく…」
耳元で隆志がクックと笑う。
「もう入れてええ?」
ぐぐっと押し入るそれは、ずっと待ち望んでいたモノ。
はしたない、だとか、エロいだとか、何を言われても、あたしはこれが欲しかった。
あたしを埋める隆志のこれが、おかしくなるくらいに気持ち良くしてくれる。
「ああ……いいよぉ、隆志…」
「俺も…すげぇ…」
自分のカラダが喜んで隆志を離すまいとしていた。
唇を合わせながらセックスするのは、どうしてこんなにクラクラするんだろう。