投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

「幼なじみ」
【幼馴染 官能小説】

「幼なじみ」の最初へ 「幼なじみ」 17 「幼なじみ」 19 「幼なじみ」の最後へ

Beside You〜幼なじみ6-3

「それでもいいよ。遠距離、寂しいだろ?人恋しいときもあるだろ?そんなときにおれを使えよ」

「何ゆうてんのよ、使うって・・・」

「セフレでもいいよ。何でもいい。お前が欲しい」



昼間のスタバでいうセリフじゃない!!



「カンベンして。ほんまにあたし、そんなんムリやから」

「おれに、1ミリの入る隙もないの?」



高野君は、あたしをまっすぐに見詰めた。



「・・・ないよ・・・」



そう言うしか、ないやん。





荷造りをしながら、ぼんやりと高野君の事を考える。

びっくりした。

今まで、何人かに告白されたことはある。

でも、(性格悪いけど)だいたい相手の気持ちは、言われる前からわかってた。

なんとなく気付くものがあったし・・・

高野君にそんなもの全然感じなかった。

いつも、ちょっとふざけて、笑って話して・・・



なんか・・・隆志に顔合わせられないなぁ・・・



だって、ちょっとときめいてしまったなんて、言えない。





久々の大阪は、東京よりずっとずっと暑かった。

大阪特有の、ジメジメした暑さ。

ここで育ってるからこれが普通やけど、同じ都会でもえらい違うもんやねんなぁ。

新大阪から乗り換えて、あたしは実家に戻る電車に乗り込んだ。


「幼なじみ」の最初へ 「幼なじみ」 17 「幼なじみ」 19 「幼なじみ」の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前