淫魔戦記 未緒＆直人 2-5
「どこをどうすれば感じてくれるのか本人に聞くのが一番手っ取り早いけど、君の場合はそんなの答えてくれないだろうからねえ」
膨らみ切っていた小粒を軽く捻るようにしてつまむ。
「あひっ！！」
未緒の全身がのけ反った。
「こうするのが好きみたいだからね。気持ちいいだろ？」
くるくると円を描くように撫で回され、未緒は腰を浮かせてしまう。
さらに激しい事ををねだる悩ましい腰使いに、直人は熱を込めた愛撫で応えた。
「あっ！ああっ！い、きもっ……ち……い……！」
もともといい感度をしているからいつも反応は激しいが、一番のツボを知ってしまった者の愛撫は自らの慰戯よりも効いた。
あっけなく、未緒は二度目の絶頂を迎えてしまう。
「……うわお」
蜜汁にまみれた手を見て、直人は感心した。
「そんなによかったわけね」
掌の愛液を舐め取ると、直人は未緒を立たせた。
バスタブの縁に手をやり、体を支えさせる。
「今度は一緒に……ね」
バスローブを脱ぎ捨てると直人は蜜汁の溢れる未緒の中へ、一気に勃起を沈めた。
「あああああっ！」
ゴツンと子宮を突かれ、未緒は悲鳴を上げてしまう。
未緒は、子宮を突かれるのが弱かった。
「ふふっ……一人で楽しんじゃった罰。僕がイクまでイカせてあげない」
ゴツゴツと連続して子宮を突いてやりながら、固い突起を捻るようにして揉んでやる。
「あっ……ああ〜っ！」
びくびくびくっ！と、全身に痙攣が走った。
「普通なら素直にイカせてあげるんだけど……罰を与えないとねえ」
揉み込む手を止め、代わりにたぷたぷと揺れている双乳に手を伸ばす。
「はひっ、あひぃっ……ああっ……直人、様……あっ！」
イキたいのに、主導権を握る直人はそれを許してくれない。
「もう、ああもう……焦らさない、でっ！」
中をかき回すいやらしい音が耳に届くと、未緒は涙目になって懇願した。
「イキたい？」
直人の囁きに、未緒はうなずいた。
「だぁめ！」
直人はいっそう激しく腰を動かし、未緒を追い詰める。
「ひうっ！あっぐ……！」だが未緒がイキそうになると直人は動くのを止め、焦らしに焦らした。
「やっ……あ……もう……おか、しく……」
半泣きに近い表情で未緒が訴えると、直人もさすがにこれ以上の意地悪はやりかねた。
自身も十分過ぎるほど高まっているのだし。
「いいよ、僕もイクから」
耳元に囁くと、直人は未緒をイカせるために腰を使い始めた。
「はあっ、あっ……ああ〜っ！！」
すぐに、待ち望んでいたものが来る。
肉棒がぎゅうっと搾られたが直人はそれに耐え、さらに激しく未緒を突く。
「ああ、あっ！いやっ、来る、来る〜っ！」
未緒の四度目の絶頂は、さすがに直人を巻き込んだ。
最奥にどくどくと注がれる直人のエッセンスを感じながら、未緒は意識が遠のいていった……。