School days 3.3-4
「ごめん、許せって」
「…たよ…」
「え?」
「ホントはちょっと淋しかったよ…」
賢輔が動きを止める。
「だって、今までずっと毎日話してたし…あ、別にパシリ頼まれたいとかじゃな
くってね、」
賢輔の瞳が憂いを帯びる。
「毎日続いてたことが途切れたら淋しいでしょ?」
宴が賢輔を見上げた。瞳を逸らす賢輔。宴はじっと彼を見つめた。
(そんな顔、しないで…)
賢輔の苦しそうな顔。宴の心まで痛くなる。
「ねぇ…」
宴のか細い声。
「えっち、しよっか…」
「はっ…!?」
賢輔が驚いて宴に視線を戻す。微かな光が照らし出す顔。穏やかな瞳。
「な、なんつった?そんな顔で冗談言うな…」
「冗談じゃないんだけどな」
落ち着いた声。確かに冗談を言う口調ではない。
「お前彼氏いんのに何言ってんだよ」
「分かってるよ」
宴は真っ直ぐ賢輔を見つめたままだ。
少しの間。ゆっくり賢輔が動く。触れ合う唇。互いを捕らえあう。
名残惜しそうに唇を離すと、賢輔は囁いた。
「覚えとけよ…お前が誘ったんだからな…」
首筋に這う舌。指は制服を脱がしにかかる。
「…んっ…」
舌でつぅと鎖骨までなぞると、そこに口づけを落とした。
バッと広げられるブラウス。また胸元に口づけ。賢輔は腕を回し、ブラジャーの
ホックを外すとキャミソール共々たくし上げた。
闇夜に浮かびあがる白い乳房。賢輔はそっと指先でなぞる。何度も、優しく。
「起ってきたな…」
「ずっとそうしてるからじゃんか…」
どちらからともなくクスクス笑う。そしてまた沈黙。微動だにしない二人。
賢輔が切なそうに言った。
「桜木は…どんな風に触るんだ…?」
「…?」
「全体を揉むのか?それとも乳首をいじくるのか?」
「…どうしてそんなこと聞くの?」
淋しそうな顔をする宴。
「どうしてって…その方があいつに抱かれてるみたいで落ち着くだろ?」
「私は…近藤くんにえっち許したんだよ…?勝ちゃんにじゃない」
真っ直ぐな瞳。
「だから、今は近藤くんの好きにしていいんだよ?ちゃんと受け止めるから…」
賢輔の心が震える。あの日からずっと堪えていた物が溢れ出す。
「宴…っ」
賢輔は片方の乳房にむしゃぶりつき、残った方を掌でわしづかんだ。もう片方の
手はふとももを伝っていた。上下する手がもどかしさを呼び起こす。
「はぁっん…あぁ…」
舌で何度も乳首を舐め上げる。指先で転がし、甘噛みし、また舐めつけて…
宴の陰部が濡れるのにそんなに時間はかからなかった。奥から次々と流れてくる
熱い液。早く触れて欲しくて膝を擦り合わせる。
「駄目だよ、宴…ほら、ここ座って」
壁にもたれて立つ宴を、賢輔が側にあった長机に座らせる。
「見て…俺、こんなにしちまった…」
賢輔が宴の乳房をつついた。ふと目を向けると、乳房の先っぽが賢輔の唾液で濡
れそぼっており、妖しく光っていた。
「やぁ…ん」
あまりの光景に宴は瞳を逸らすが、体は素直に反応してしまう。再びもどかしそ
うに膝を擦り合わせる。
「宴、駄目だって言ったろ?」
賢輔がくすっと笑って擦り合わす足を押さえた。
「意地悪…」
構わずに賢輔がパンツに手をかけた。宴が腰を浮かせる。陰部から伸びた愛液の
筋が、ペチョッと机に落ちる。
「ほら、開いて…」
賢輔が長机の上で宴の足を大きく開かせた。
「ほら、こんなぐちゃぐちゃだ…」
そっと舌を伸ばし、溢れる愛液を掬い上げる。
「ん…っあ…」
ピチャピチュ…
辺りに響くいやらしい音。体をよじらせ、宴は声をあげる。