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特進クラスの期末考査 『淫らな実験をレポートせよ』
【学園物 官能小説】

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特進クラスの期末考査 『淫らな実験をレポートせよ』act.4-7

「ね、桜ちゃん。ぎゅってして」
下から両手を広げ、矢田が抱擁をねだった。
「もぉ」
拗ねた様子で照れ隠しをしながら、桜はお望み通りに上から被さる様に抱き締めた。
矢田のしっとりとうねる髪が胸元に当たる。
あったかい矢田。
矢田の息がワイシャツ越しに桜の身体を熱くする。

(……ワイシャツ越し、に?)

「んにゃぁぁぁっ!!」

「は!?」
奇声を発し、飛び退く桜。
勢い余ってドンッと尻が床にぶつかった様だが、それより何より桜は胸元を押さえて矢田から1m程離れたのだ。
「桜ちゃん?」
自分も思わず床に尻を着き、真っ赤になりながら対面する桜を見る。
「だっ、ダメッ、その…やっぱストップッッ」
膝を立てながら座っているのでショーツは丸見えだが、しきりに胸元を押さえながら桜が後退する。
「何か嫌だった?」
いつもと全然違う桜に、矢田は心底困りきった様子だ。嫌な事をしたのか、それとも痛かったのか……原因がサッパリ解らない。
「痛かった?」
「………」
「気持ち悪かった?」
「………」
桜はただ首を横に振るだけで、全く返してくれない。矢田は、うむむ…と言葉に詰まる。
先程までは大丈夫だった。むしろ、良さそうだった。
ぎゅっと押さえている胸元。
(……胸元?)
ワイシャツに皺を寄せながら黙りこくる桜。
(…なるほどねぇ)
桜の心情を解ってしまった矢田は、吹き出してしまいそうな唇を手の甲で押さえて桜とのまわいを詰めた。
勿論、すぐに桜が後退りする。そうして一歩進んだら一歩下がる、と繰り返した二人だが、とうとう桜の背中が部室のロッカーにぶつかってしまった。

「だ、だめ…お願い、矢田……」
「そう言われたら余計に苛めたくなる」
矢田が四つん這いで桜の目の前まで近付く。
下から顔を覗く様にして、人差し指でオレンジ色の唇をぷにゅりと押した。
「やだ、やだやだぁぁ」
桜が半ば本気で顔を左右に振っていやいやをするが、矢田は堪えきれずに笑ってしまった。
「…だから、いい加減名前で読んでよ」
そのまま唇を寄せる。胸元を押さえる桜の手に、力が入ったのが解った。
そっとその手に手を重ね、あやす様に唇を優しくついばむ。
「大丈夫、桜ちゃんは可愛いよ」
ちゅ、っちゅ…と耳元にも唇を寄せる。リアルに聞こえる肌の摩擦音に、脳天から流れた電流が全身を駆け巡った。
「…ァッ」
桜がぴくぴくと身体を揺らす。矢田の舌が耳朶をなぞり、かぷりと口に咥えたからだ。
唾液でテラテラと光る耳朶。産毛を舌の表面で撫でると、うなじを縮めて桜が悶えた。
「んあっ、んんっ」
胸元で重ねた手を、そろそろと桜の手の下に移動させる。
じんわりと汗で湿ったワイシャツ越しに、かなり小振りな丘が出迎えた。掌にすっぽりと収まり、はみ出す事くついばむ。
「大丈夫、桜ちゃんは可愛いよ」
ちゅ、っちゅ…と耳元にも唇を寄せる。リアルに聞こえる肌の摩擦音に、脳天から流れた電流が全身を駆け巡った。


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