伊藤美弥の悩み 〜受難〜-16
「りゅっ……！？」
美弥が龍之介の目的へ気付いた時は、もう遅い。
いわゆるま〇ぐり返しの体勢になった美弥の秘部を、龍之介は愛撫し始める。
「きゃっ……や、やだあっ！！」
充血してずいぶんと赤くなり、肥大して自然と割れてしまった淫唇の内側に、龍之介の舌が割り込んだ。
じゅるっ、じゅうっ、じゅぞじゅじゅじゅっ
何とも言えない淫らな音を立てて、龍之介は秘裂を舐めしゃぶる。
「やめてえぇっ！」
じたばたと首を振る美弥へ、龍之介は微笑みかけた。
「おいしいよ、美弥のココ……」
「ッ！！」
おいしいなどと言われ、恥ずかしさのあまり美弥は赤面と同時に硬直する。
「でもほら、こんなに感じてくれてるのに、まだしてない場所が二カ所もあるんだ……分かる？」
「ッ……やだ本気もうやめてえぇああああっ！！？」
ざらざらした舌にそこを這い回られ、美弥は全身を痙攣させた。
常日頃から隠れている小粒を、龍之介が優しいくせにしつこくねっとりと愛撫する。
「くぅっ……ひぃ、あ、あ、あ……！！」
龍之介が淫豆をいかにもおいしそうに舐め回している光景が、余計に美弥を煽った。
「こっちはどうかな、美弥？」
龍之介は指に愛液をまぶし付け、蜜壺へ突き立てる。
「きゃうっ！？」
「ほら、ココ……分かる？Ｇスポット」
指が確実に、そこを擦り始めた。
「りっ……龍之介ぇっ！！やだもう駄目駄目駄目ええっっ！！」
感じる場所を同時に責められ、美弥は絶叫する。
胎内のそこを愛撫した経験もされた経験もなかったが、病み付きになりそうな快感だ。
「イキそう？イクならイッていいよ」
龍之介は美弥をイカせるべく、愛撫を一段と激しくする。
「やっあ……りゅ、の……すけぇーーーーっっっっっ！！」
美弥はとうとう、絶頂を迎えてしまった。
少しの間、失神していたらしい。
気が付くと、龍之介が心配そうに自分を覗き込んでいた。
「……りゅーのすけ……？」
「……気が付いた？」
心配が、安堵に変わる。
「失神しちゃうから、焦ったよ」
龍之介は美弥の頭を抱き寄せ、頬を擦り寄せた。
「龍之介……」
美弥は龍之介に引っ付き、体のぬくもりを感じる。
「……あ」
ぬくもりを求めて体を引っ付けると、下腹部に熱い塊が押し当てられた。
「失神してる間……我慢、してくれたんだ」
「うん、まあ……」
「いいよ、続き……しよ？そのままだと、つらいでしょ？」
「だけど……」
「いいの！龍之介と、一つになりたいから……」
「……うん」
龍之介は濡れ具合を確かめ、美弥の体を慎重に開く。
「あ……あのさ、コンドームなしで構わない？」
不意に、龍之介が聞いてきた。
「Ｍサイズだから入らなくて……」
「あ……うん」
そんなに大きな代物を受け入れられるかと、美弥は不安になる。
「ありがとう。体、楽にしてて」
濡れた個所を擦り合わせる、粘着質の音がした。
秘裂と亀頭を馴染ませた後、龍之介は美弥の中へ侵入を開始する。
ぐんッ！
「っ！」
膣口がぐいっと広がり、美弥は眉を寄せた。
「くうっ……！」
熱い塊が、美弥の胎内を限界近くまで広げる。
「あ……痛い？」
侵入を止め、龍之介は尋ねた。
「ん……平気。続けて」
美弥の言葉を信じて頷き、龍之介は侵入を再開する。
「ん、ん、ん、あ、う……！」
エラの部分が入り込むと、あとは意外にすんなりと入った。
根本が余っているが、美弥の中はもう一杯である。
「……動くよ」
ずりゅうっ……
龍之介が腰を後退させ始めると、太さのせいか淫唇がめくれた。
「んッ、ん……！」
胎内に入った肉棹のほとんどが露出するまで下がってから、ゆっくりと埋没させる。
美弥を気遣うゆっくりとした優しい動き方だったが、それでも美弥には少々きつい。
「くぅっ、あっ、ひいぃっ！」
凶悪なまでに発達した亀頭が、密集した襞をゴリゴリと擦るのだ。
たっぷり溢れた蜜のおかげで抽送はそれなりにスムースだが、こなれていない秘部が長大な逸物を受け入れるのは少し難しい。
「止め……ようか？」
苦痛と快感がないまぜになった何とも言えない表情で喘ぐ美弥を見ていると、これ以上の行為は単なる拷問になると龍之介は判断した。