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伊藤美弥の悩み 〜受難〜
【学園物 官能小説】

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伊藤美弥の悩み 〜受難〜-17

「いいの!大丈夫!!」
ここまで来て止める方が、龍之介にはきついだろう。
健気にもそう考えて、美弥は続行を希望した。
「……そっか」
龍之介は、奥まで入って動きを止める。
「?」
「慣れるまで、こうしてるよ」
美弥の中の一番奥まで入り込みながら、龍之介は美弥の体を愛撫し始めた。
「っん、ふ、う……」
美弥の胎内は、愛しげに侵入者を締め付ける。
抽送をしている時のような快感ではないが、それが龍之介には快い。

きゅう、きゅん……

胎内が複雑にさざめいて龍之介を締め付けている美弥は、心地良い愛撫に喘ぎながら龍之介の忍耐強さに驚いていた。
告白した直後も、今こうして美弥の中をたゆたっていても、自分の欲望より美弥の事を気遣う優しさ。
本当は、もっと動いてもっと気持ち良くなりたいだろうに。
もっと龍之介を気持ち良くしてあげたい。
その一心で、美弥は龍之介へお願いした。
「ね、龍之介……」
「ん?」
「……龍之介が、寝て?」


仰向けになった龍之介の上で美弥が腰の位置を調節し、ゆっくりと落としていく。
「ッん、んう、ふ……」
やはり全ては入り切らないが、まだ未発達な秘部が凶悪なラインを描く肉棒を飲み込んで行く様子は、思わず生唾を飲み込む程に煽情的だった。
「私は、平気だから……龍之介が、気持ち良くなって」
そう言うと、美弥は腰を上下に動かし始める。
腰を振る度に陰部がめくれ上がり、子宮が容赦なくガツガツと突き上げられた。
下手に腰を動かせば美弥に苦痛を与えるだけだと承知している龍之介は全て美弥のペースに任せ、早く終わらせるべく快楽を貪る事に集中する。
目の前で踊る少女の肢体が、なるべく早くイクためには何にも勝る刺激だった。

くうっ、ふうっ、はあっ……!

龍之介の早い呼吸と呻き声が、その高みへ到達しかけている事を知らせる。
「りゅ……のすけ……」
美弥は腰の動きを止め、龍之介の唇を求めた。
龍之介は、深く激しく優しいキスで応える。
「ん……ん……!」
存分に舌を絡めた後、美弥は再び動き始めた。
蜜壺が龍之介の肉棒に慣れて来たのか、美弥の眉間に寄せられていた皺が少しずつほどけ始める。
「くぅ、ん、ん、はあっ……」
それだけでなく、体に湧き出す快楽を告げる声すら漏らし始めた。
「み、美弥っ……!」
「っあ……イ、イキ、そ?イッて、いい、よ……」
龍之介に気持ち良くなって欲しい一心で、美弥は激しく腰を振る。
「かっ……体、離しっ……!出っ……!」
「いいよ、イッて……」
美弥の胎内から肉棒を抜き去れないまま、龍之介は絶頂を迎えた。

ぐびゅうっ!ごぷっ、どくどくどくうっ!

「く、うあぁ……」
せめて外に出そうとしていた龍之介は、思わず呻く。
膣から肉棒を抜いた美弥が肩で息をしながら、龍之介の隣へ寝転んだ。
「……気持ち、良かった……?」
美弥は、龍之介へ体を擦り寄せる。
汗ばんだ肌がぴたりとくっつく感触が、心地良かった。
「もちろん。もう少し僕に慣れたら、美弥が今日以上に気持ち良くなれるように頑張るよ」


そして……タイムリミットが過ぎたのだった。


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