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「ごみすて」
【調教 官能小説】

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「ごみすて」-6

背中を弓のように反らせ、その指から逃げようと身体を震わせる。揺れる尻の肉が、ぺちぺちと女の手に当たる。半開きになった唇から溢れたよだれが、顔を押さえる男の指に流れ出す。
「ほら、ずるずる入っていくわよ」
「緩いんだな。やっぱりヤリ過ぎだよ。普段はどんな物を入れてるんだろうね」
 男は両手で千佳の頬を押さえ、親指に力をこめて、整った鼻を無様に潰して玩ぶ。
 指を抜いた女が、両手で千佳の脚を開かせる。アスファルトでこすられた膝の傷は、血が流れていた。地面にこすりつけられた、細く白い肩は砂で真っ黒に汚れている。
 荒々しい指の動きの残骸と、二つのコンドームの感触が、千佳の身体の中に残った。精液が、傷つけられた秘花の中を伝っていくのが分かる。
 秘花の縁が意思を持つようにねちねちとくねり、それを吐き出そうとする。女がその様子を楽しげに眺めていた。
「あと一つね」
 冷たく宣告。
 最後のコンドームを女が取り上げた。
「こっちに、入れてあげる」
 指があてがわれたのは、後門だった。
「やはぁっ!」
 普段なら、決して外から何かが入るような場所ではない。
 だが秘花を締めようとして、後門は疲れきっていた。色の濃い皺は伸び、弛緩していた。
 秘花から溢れ出した古く腐った精液を指ですくい、女は後門に塗りつけた。
 潤わせ、中に入れやすくするつもりだ。
「怖い、こわいぃっ! そこだけは、そこはぁっ!」
 喉を焼くような大声で、千佳は許しを乞う。
 指の動きが止まった。
「いいわよ。じゃ、許してあげる」
 女はあっさりと言い、指を離した。
 ふぅぅ、と千佳は大きなため息をつく。安心した。胸いっぱいに空気を吸う。
 ひどい目に遭わされたという怒りより、許された安心の方が大きかった。
「自分で入れなさい」
 女は、ゆっくりと言い放った。
「えっ?」
「自分で入れるのよ。私だって、あなたのそんな汚い場所、触りたくもないわ」
 冗談ではないことが、女の口調に現れていた。
「そんなの無理です、絶対無理…」
 信じられなかった。そんな行為は想像もできない。
「あら、そう。いいわよ、できないなら」
 女は自分の指先を眺めた。長く尖った爪。毒々しい、ただ赤いだけのマニキュア。指は脂太りしたように、むっちりと太かった。
「私がしてあげる。あなたのお尻の穴を広げて、一番奥まで突っ込んでやるわ。口からこの避妊具が出てくるくらい、奥まで」
 千佳は、淡々と話す女の言葉が信じられなかった。
「入らなかったら、木の枝か何かで掻きまわせば広がるわよ。どうせあなたのことだから、こっちの穴にも色んな男に指を入れられて、慣れてるんでしょ?」
 千佳の後門に爪を立てた。
「待って! やります、自分で入れますっ」
 千佳は怯えきって、膝立ちのままずるずると逃げた。そこを男が押さえる。
 背中に回した手のひらに、コンドームが落とされた。中の精液が溢れ出し、くちゃっと音を立てた。
「うう…っ」
「早くしなさいよ。できないんなら、私がやるから」
 千佳はコンドームを載せたままの両手を持ち上げた。
「なに?」
「ほどいて…」
 かがんだ女が、千佳の顔を正面から一瞥すると、唇の端を歪めた。笑ったのだ。
「そのまま、やりなさい」
 千佳はもう逆らえなかった。拒否すれば、本当に後門を裂かれるような気がした。
 身体を起こし、脚を開いてお尻を落とす。和式の便器に跨るような、屈辱的な姿勢。前にいる二人からは千佳の性器が丸見えになっているはずだ。けれど今は恥ずかしさよりも恐怖心が強かった。
「ん…っ、ん」
 腕をいっぱいに伸ばし、からめた指先にコンドームを載せる。手をゆっくり下ろしていく。全身がぶるぶる震えていて、何度も落としそうになった。
「落としたら、私が代わりにやってあげるわ」
 精液で滑る。ようやく、後門にあてがうことができた。小指で、そっと押しこもうとする。しかし自分の身体なのに、どんなに頭で開いて、と念じても、そこは固く閉ざしたままだった。
「くぅ…あふっ」
 排泄する時のように力を入れた。山のように飛び出た中央の、わずかな隙間に小指でぐっとコンドームを挿れた。すこしずつ、ぐにぐにと千佳の後門はそれを受け入れた。中に指を入れるなんて初めてのこと。そこは柔らかく、ほんの少しの動きでも痛みが走った。
「くふぁ…は、入って。お願い…」
 祈るような呟き。思っているだけのことが、声になって出た。
「ぎぃ…っ、ひ、広がって…」
「こんなのはじめて見るよ。実は楽しんでるんじゃないか」
 男がおどけたように、女に耳打ちする。


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