投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

無銭湯記スパゲッチュー
【ファンタジー その他小説】

無銭湯記スパゲッチューの最初へ 無銭湯記スパゲッチュー 31 無銭湯記スパゲッチュー 33 無銭湯記スパゲッチューの最後へ

無銭湯記スパゲッチュー 〜復路〜-13

第33話 『完成! キャスターロッド』
「まず一気に放出されるフィリスの魔法力を、この黒魔石『キャスター』に吸収させる。吸収された魔力を魔道伝導管を通して、キャスターの周りに配置した10個の『ラプロス(普通の水晶の魔石)』に送り込み、さらに並列増幅させた後9個分の魔力をヒーリングにしてフィリスに送り返すと同時に、残り1個分の魔力を『タリスマン』で増幅し、攻撃魔法に変換して相手にぶつける! どうだい解ったかい!!」
 お子ちゃま天才博士『レオニード』君の話を聞いた俺だったが、チンプンカンプン、さっぱり解らなかった。
 そんな、間抜け面をしている俺にはお構いなく、レオニードは上機嫌だったりもする。
「やっぱ僕って天才ーーー!」
 そう言って鼻の下を自慢げに擦りながら、仰け反ってケラケラ笑ったりもする。
 ところで。
「爆発とかしないですよね! 大丈夫なんですよね」と俺。
「あ〜〜ん! あたしのタリスマン返してぇ〜〜!!」とレイモンド。
「何だか危なっかしそうで使いたく無いですわね。……これ」と、フィリスも敬遠ぎみだったりする。
 するとレオニード。
「大丈夫だよ! テストはして無いけど、いけるよ!」
 !!!
 つづく


無銭湯記スパゲッチューの最初へ 無銭湯記スパゲッチュー 31 無銭湯記スパゲッチュー 33 無銭湯記スパゲッチューの最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前