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少年VS『朝のアイツ』
【コメディ その他小説】

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少年VS『デパートの中のアイツ』-2

『………いくぞぉ!!』

『ねぇ。』

『貴様もこれで終わりだ!!』

『ねぇってば』

『………ん?』

そこには少年を見つめる一人の少女。小学生くらいだろうか。

『お兄ちゃんなにしてるの??』

『今からね、悪い人を倒すんだよ。だからちょっと待っ…。』

『楽しい?』

『え??』

『友達いないの??』

『いるっちゃあいるけど……僕は一人が好きなんだ。』

『へ〜。だからヒーローごっこしてるんだぁ〜!』

『いや、ヒーローごっこじゃなくてね…。』

『恥ずかしくないの??』
『は??』

『いい年こいて恥ずかしくないの?プッ』

『…………』


『あ、お母さんだぁ〜!じゃあね〜!ばいばい!ヒーロー気取りのお兄ちゃん!』





『…………ばいばい。』

――少年はデパートを後にした。


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