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これを愛だと言うのなら
【熟女/人妻 官能小説】

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これを愛だと言うのなら-4

ザァザァと流れるシャワーの音。
達郎はバスルームの扉の前から動けなくなっていた。
震える手でドアノブを掴み、右にゆっくりと回す。
鍵のかかっていないドアは、かちゃりと軽い音を立てて手前に開いた。

何故こんな衝動に駆られたのか自分でも解らない。
達郎はぼんやりとする頭で考えてみるが、サッパリ理由が繋がらなかった。
客間の布団に横たわった時、シャワーの水音を聞いてしまったのが……
いや、後ろ姿を見たのが……。
原因は幾ら上げてもきりが無い。
達郎は全てに構う事無く、ただ本能の赴くままに脱衣所へと足を踏み入れたのだ。
溢れんばかりの湿気が身体に纏わりつく。
衝動で動いている達郎には既に意識は無い。
いや、在るとすれば理性を崩した、野性、だけだ。

後ろ手でドアを静かに閉め、磨りガラスの扉に映る後ろ姿を見つめた。
甘いシャンプーの匂いが鼻をつく。
達郎は服を脱ぎ、震える手で扉を押した。

ガタン……

折り畳み式の扉が音を立てて開かれる。
ビクッと驚いた真奈美は、丁度身体を流している状態だった。

「きゃっ、達郎さん!!??」

胸元を隠し抗議の声を漏らすが、目の座った達郎は全く聞いていない。

「真奈美さん」

達郎は手を伸ばし真奈美を捕まえた。
壁まで後退していたが、あまり広くないバスルームでは全く意味が無い。

腕を掴まれ身体を開かれる。
真奈美は懸命に拒否したが、男の力には全く敵わずされるがままだ。
勿論、抗議の声を漏らせない様に達郎の唇が噛み付くように塞いでしまっている。

「んううっっっ、んんんっ」

鼻から漏れる声。出しっ放しのシャワーが二人を濡していく。
水飛沫は二人の視界を揺らし、真奈美の理性も泡になりつつある。
達郎の膝が真奈美の脚を割る。真奈美の手を片手で纏め上げ、空いた右手でたわわな胸を揉みしだいた。
指が埋まりそうな程柔らかい乳房。
上にちょこんと乗っかった乳首にかぶりつくと、真奈美は悲鳴に近い喘ぎ声を漏らす。
舌で乳首を愛撫しながら指を秘所にあてがうと、水滴とは違う粘性の蜜で溢れていた。

「真奈美さん、あなたは、いけないヒトだ」

達郎の言葉が真奈美の泡になりつつある理性を崩して行く。
唇は塞いでいないのに、真奈美は拒否の言葉すら紡がない。

「堪らないですよ。奥ゆかしくいじらしい貴女が、こんな無理矢理の状況で感じているなんて」

達郎の言葉が呪文の様に浸透して行く。
真奈美は、背徳的なこの現実に眩暈を覚える。
身体の奥底から湧き上がる、マグマの様な熱い塊。
自分の身体が確実に燃え上がっていくのが分かる。

「貴女を壊してしまいたい。おとなしい貴女の乱れた姿を俺の物に………」

じっと視線を合わせると、はぁはぁと息切れる真奈美が酷く色っぽかった。
達郎は掴んでいた手を開放し、壁に寄り掛かって立つ真奈美の秘部に顔を寄せた。


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