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fantasy ability
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fantasy ability・4‐崩れだす日常‐-4

「僕にとっては軽いので、片手で充分です。」

‥‥‥‥‥‥‥‥

「因みに、聖剣ではありませんよ。天真の宝刀といいます。」
「‥‥?」
「‥強いて言えば、神城家の特徴的な能力ですかね。それ以上は知りません。」
「‥何で?」
「お母さんが知っていますけど、何故か、この事だけは話してくれません。」

‥‥‥‥‥‥‥

「「「何を考えている?」」」
「えっ?‥いえ、別に。っていうか、心を読んだじゃないですか?」
「‥‥あなたは、たまにだけど、心が読めないのよ。最初も、ある程度あったわ。何故かしら?」
「光先輩?‥知りませんよ、そんな事は。‥‥‥まぁ、人間じゃないので‥‥‥」
「‥‥あなたの“正体”が、‥‥“真実”なのかも知れないわね。」

‥‥どうしても、解らないのが、背中に書かれた【真】という文字の本当の“意味”、そして、凰輝さんが言った俺自身の“正体”‥‥これが、全ての“真実”に繋がりが関係あるかも知れない‥‥‥

「‥‥‥ん?あ、皇希さん、学校が‥‥」
「えっ?」

携帯を見る。時刻は8時‥‥‥‥‥‥‥ヤバい!ここから、一時間はかかる。遅刻になる。
「‥‥ちっ!仕方ない!光、ついでに、お前!学校まで車で送ってやる!準備してこい!」
「ん?梛さんのテレポートの方が「お前は本当のバカ野郎だな!朝から、そんな事してみろ、騒がれるぞ!」

‥‥確かに‥‥‥俺って情けないなぁ。って、光先輩が居ない!?

「光はもう準備に行った!お前も、速く行け!!」
「はい!」

‥‥‥なんか、昨日から走ってばっかしだな。と、思いつつ、全力で走った。



三分後、玄関前に昨日、公園で見た車が止まっていた。

「すみません。」
「話しは後だ!乗れ!」
「はい!」

すかさず、飛び乗った。‥‥ふと、仁に殺されそうな事を何故か、思い出した‥‥
急に、光先輩が喋った。

「“彼”には、話しなしていいわよ。」
「えっ??」
「“彼”は、多分神よ。‥‥凰輝父さんから、聞いてない?」
「ハァ。‥確かに、聞いていますけど、でも、いいのですか?」
「‥‥昨日、あなたに会いに教室に行った、あの時に私も、僅かに感じたの“力”を。でも、何故か、“彼”は隠していた。私からも、感じられた筈なのに‥‥‥‥」

‥‥また、謎が増えた‥‥

「それはそうと、お前からも、ほんの小さな“力”を感じられたのは、何故だ?」
「誠慈兄さん?何を言っているの?」
「一瞬だけ、感じたが気のせいか?」
「「???」」
「‥‥気のせいかもしれん、忘れてくれ。」
「は、ハァ。」
「‥‥‥‥」

しばし、無言。車が走る事、15分後に学校に着いた。


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