投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

fantasy ability
【その他 その他小説】

fantasy abilityの最初へ fantasy ability 17 fantasy ability 19 fantasy abilityの最後へ

fantasy ability・4‐崩れだす日常‐-5

「そこら辺にいるから。もちろん、お前を監視するためだ。帰りも、迎えに来る。」
「「はい。」」

‥やっぱ、監視されるのね。‥‥

「当たり前だ!逃げれると思うな!じゃあな。」

そう言って、誠慈さんは車で去っていった。
「‥‥光先輩、行きしょうか?」
「‥そうね。」

周りの視線が‥‥‥‥‥痛いし、恐いし、それだけで、殺される勢いがあった。‥‥‥‥‥むっ、後に一筋の殺気が近付いて来る‥‥‥

〈ブォン‥‥スカ〉

「ふっ、甘い!」

〈ブォン‥‥スカ〉

「それも、見切った!」

〈ヒュン‥ゴン!‥ゴロゴロ‥‥ドテッ!〉

「皇、甘いぜ!とうだ!新・必殺技‘デス・トライ・シューティング’の味は!?」

「‥‥‥ッ!あのな!いつもくらっている、こっちの身にも、なってみろ!」
「むぅ。威力が弱いな。改良の余地があるか。」
「‥‥あのな、隣にいる光先輩に当たったら、どうするつもりだ。」
「それはない。何故なら、ロックオンシステムがある、超小型ミサイルだからな。」
「‥おい!ミサイルって、何だ?ミサイルって!俺を殺す気か?」
「うん。」
「〜〜〜〜〜」
「生きてるから、いいじゃん。じゃあ、光先輩!コイツ、連れて行くので、失礼しました。では。」
「あ、待って!あの、お昼、一緒に食べない?」
「‥‥‥‥すみません。遠慮しときます。」
「‥‥‥そう。残念ね。ごめんなさいね。」
「‥‥いえ。すみません。では。」

‥‥珍しく、仁が美女の誘いにのらなかった。何故?‥‥‥と、思いつつ、耳たぶを引っ張られながら、仁の後を付いていく。

「イテテ、おい、仁!耳たぶを引っ張るな!千切(ちぎ)れる!‥‥では、光先輩、帰りにまた、会いましょう!」
「‥え、ええ。」



『‥‥“彼”はやはり、罪神なの?“心”がまったく読めなかったわ。』




教室に入った途端、クラスメイトからの第二回目の質問攻めがあったが、何故か、仁がその場を抑えた。しかし、その後は、何事も無く、いつもの日常に戻った。

‥‥何で、昨日の“奴等”はチャンスなのに、襲って来ないだろう?‥‥


fantasy abilityの最初へ fantasy ability 17 fantasy ability 19 fantasy abilityの最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前