fantasy ability・3‐明かされた真実!!過去の自分と幻(いま)の自分‐-2
「‥‥‥取り乱して、すまん。最終的には、魔力の暴走かもしれない、しかし、いきなり不思議な事が起きた。」
「不思議な事??」
「‥‥ああ、゛何か゛に魔力を吸収されて、それが一気に魔力の解放をした、要は俺と゛カオス゛の魔力が解放されて暴走してしまった。その時に、発動した光の正体がoverall-destruction(全体破壊)。俺は、体を失い、地界に、゛カオス゛は、体半身を失い、冥界へと落ちた。城も崩れ壊れた。」
「‥‥それだけですか?」
「‥‥何がだ?」
「‥‥‥‥いえ、別に。何でもありません。」
「‥‥‥」
「‥これからどうするつもりですか?」
「‥‥俺は伝える事は伝えた。それに、これで、10万年分の溜まっていた魔力を使ってしまったから、しばらくは何も出来なくなるだろう。‥‥君に、判断を任せるたい、いいか?」
「‥‥しかし、俺は一体どうすべれば?」
「‥‥‥俺は君の判断に従う。君は‥‥人間ではない、―――――だからな。それに、そろそろ゛奴等゛が動き始めた。気を付けてくれ。‥‥じゃあな。」
「えっ!?人間じゃないって?奴等って?凰輝さん!!」
「‥‥‥‥」
「‥‥‥キさん!!」
‥‥‥‥夢?‥‥いや、真実か‥‥。俺は人間じゃない?゛奴等゛??また、解らない事が増えた‥‥。ふと、携帯を見る。時刻は九時三十分‥‥‥
〈ガタッ〉
ん?何だ!?
〈ヒュン‥‥ザクッ〉
‥‥ナンカ、トンデキタ。シカモ、カミノケガキレマシタヨ。‥‥トリアエズ、トンデキタホウコウヲムコウカナ‥‥何だ!?今時、クナイですか?!‥‥あはは‥‥はぁ
「チッ!!カスっただけか!次は、外さないぜ!!!」
‥‥暗くてよく見えないが男が立っていた‥ナンカコワイ‥‥って、逃げなきゃ殺られる?!
走り始めようとしたら
〈ヒュン‥ヒュン‥ヒュン‥‥ザクッザクッザクッ‥‥〉
「逃がさないよ?‥ハハ。てか、逃げれると思った?」
‥‥クナイを見る‥右足の数ミリ前、左手の数ミリ前、そして、目の前の壁に刺さっていた‥‥‥ハイ、不可能だと思います。‥‥さっきから、嫌な事ばかりだ‥‥うぅ‥‥
「さて、お前には悪いけど神城 凰輝の魂と共に、死んで貰う!」
〈ヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュン〉
「‥‥ハァハァ。‥‥風よ!空気の壁と成りて、彼の身を守りたまえ!」
その瞬間、教室に強風が吹き、クナイの軌道を変え、相手に向かった。