野球部部長・神尾崇子(T)-3
崇子はブラウスのホックを留めて、かすかにうなづいた。
「見るだけにして。触らないで…」
サイドシート、俺の膝の上に足を伸ばす。崇子は目を閉じた。華奢なふくらはぎが、俺のポコ○ンを圧迫していた。
どきどきしながらAラインスカートを少しずつ、捲り上げる。ソフトなピンク色の下着があらわに…。ヒップアップガードルは、ブルマーのようだ。、ふくよかなお尻と秘部をすっぽりと包みこんでいた。崇子は目を閉じて赤面していた。可愛い。すごく可愛い。
ガードルの前の部分は、何かが入っているのか。ぷくっと膨らんでいた。俺は思わず、崇子の股のあいだに指を這わせた。
「いやっ、触らないで。恥ずかしい…」
「先生、ナプキン付けてる。生理って大変なんやな」
慈しむように下着の上からナプキンの感触を確かめた。
「蛯原君、もう帰って!お願いだから」
俺の手を払い除け、スカートを元にもどす。
涙で充血した目に怒りが宿っていた。俺は何も言えずにそそくさとクルマを降りた。
ひとりになってはじめて、とんでもないことをしてしまったことに気付いた。俺ってなんて愚かなんだろう。
野球部を退部になる。いや、退学になるかもしれない。崇子への甘酸っぱい想いは消えて、後悔と懺悔の念が心に重くのしかかってきた。野球生命は終わった。俺は唇を噛み締めた。
つづく