野球部部長・神尾崇子(T)-2
「先生、疲れてるみたいですね」
「学校の外では敬語じゃなくてもいいからね。疲れているのはちょっと…」
「ちょっと?」
「4、5日前からレディスデーだ・か・ら」
「えっ?」
「モォー、女の子の日ですよーだ」
生理日か。想像が膨らんでしまう。ナプキンを付けている姿を妄想してると、視線が崇子の足にいってしまう。すらりと伸びた華奢な足。俺が国宝を選定する委員長だったら、崇子のすべてを国宝に指定してやる。
「女の子の日は、憂鬱な気分になることもあるけど、ヒップアップガードルも穿いてる。びしっと守ってるんだから」
またまた想像が膨らむ。タンポン派かナプキン派なのか聞いてみたかったけど、さすがにそれは聞けない。違う言葉が口をついて出た。
「神尾先生、戸谷秀司先生と付き合っているんですか?」
「知ってたの!」
「うわさ話で聞いただけです。すいません」
「謝らないで…。戸谷とは12月に別れた…。好きだったけど…浮気をされたの」
悲しみが滲んだ声だった。俺は返す言葉が見つからない。
「浮気というより、二股かけてるの。理事長の娘さんと付き合ってるのに、今でも誘いの電話が掛かってくる。しつこい人。困ってるの」
崇子は戸谷の二股愛に悩んでいるのだろうか。なんとかしてあげたい気分になった。
クルマは、ことぶき町に入った。俺と崇子のそれぞれの自宅がある町だ。時間の流れがもっと遅いといいのにと思った。
(もっと一緒にいたいんだ)
崇子は、ことぶき公園の脇にフィットを止めた。「蛯原君の家はどう行けばいいの?」
俺は性衝動に駆られていたのだろうか。ふいに、崇子の柔らかい左手を握っていた。神尾崇子はびっくり仰天という表情だ。
「神尾先生、俺が守ってやる!」
崇子の肩を引き寄せ、身を乗り出した。
「蛯原君、やめて!」
ぽっちゃとした唇を奪いたい。しかし崇子は顔をねじった。赤みを帯びた頬にキスした。強く吸った。ファンデーションの香りに淑女を感じた。
「いやっ、いやだから」ブラウスの上からおっぱいを鷲掴みにした。ブラと服の上からなのに、柔らかさが手のひらに伝わってくる。
「やめて!」
崇子は俺の手の甲を掻きむしった。痛みが走る。「好きなんだ、崇子」
ブラウスのホックを外す。中に指を入れた。崇子は俺の手首を握り、引き剥がそうとしてきた。かまわずブラの上から指を入れる。中指が乳首に触れた。
「あっ、いやっっ」
なんて色っぽい声なんだ。中指と人さし指で乳首を挟んで揉み揉み。
「これが崇子先生の乳首なんだ」
「もう、もうやめて!」くちびるを奪い、思いきり吸った。その瞬間、脳に花が咲いたような感覚に捉われた。指の向きを変えて、ブラの下から差し入れた。なんて、なんて大きいおっぱい!。手のひらからはみ出る感じ!。ブラのワイヤーに圧迫されながらも、乳房の感触を確かめた。とろけるように柔らかい。
俺のチ○ポコが反応した。いきり立ってきた。
キスをほどく。ブラジャーの中の乳首をしごきながら、ブラウスの後ろをたくし上げた。
「蛯原君、もう許して。こんなのイヤ」
「おっぱい吸いたい。吸わせてほしいんだ」
指で滑らかな背中を攻めた。きめこまかい肌。ブラのホックを探しあてる。
「いやっ、いやっ、生理中だから具合わるい。熱があるの。もうやめて!」
崇子の頬に涙がこぼれた。俺の手首を掴んで、必死に訴えてきた。
「あなたはこんなことする人じゃない。信じていたのに…」
崇子の訴えに、気持ちが揺らいだ。俺は返す言葉を探した。なんて言えばいいんだ。
「生理中ってほんとなの?」
「ほんとうよ」
「見たい!」
「えっ?」
「スカートの中、見せてください」
「そんな…恥ずかしい…」
崇子はうろたえた。
「お願いします!」
俺は手を合わせた。