ふたり【お泊まり―2】〜刺激的な夜!?〜-4
「お兄ちゃん……」
その言葉で俺はまた我を忘れていた自分に気付き、力を緩めた。
「……ごめん、あかね。」
あかねは俺の胸に顔を当てる。
「お兄ちゃん、どこにも行かないよね…?
ずっとあかね達と……
ずっとこの家に……来てくれるよね…?」
「……うん、……約束する。」
俺にはこれ以上の言葉が見付からなかった。
「じゃあチューして?」
「……いいよ。」
「えっ?ホント?」
「ウソだよ〜」
「……む〜、バカ。」
それから暫くすると、あかねは眠りについた。
ふたり【お泊まり】
まだつづく