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ひと夏の出会い
【若奥さん 官能小説】

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ひと夏の出会い-2

家にお邪魔して、彼女の後ろを歩いていった。彼女は自分のベッドらしきところに仰向けに倒れた。
『来て…』
ここまで挑発的に誘われて冷静になれるわけもなく、俺は彼女にゆっくりと被さりキスをした。吸っては吸われ、粘着性を帯びた音が寝室に響き渡る。ふと彼女がキスを中断して、ある提案をしてきた。
「私の旦那の事は考えなくていいから、涼子って呼んで。」
俺は断れるハズもなく、
「涼子さん…俺、五十嵐拓人といいます。だから俺の事も…拓人と呼んでください」
と図々しく言いながら服を脱がせていった。服を上げる時に、下に隠されていた美乳と呼ぶに相応しいであろう乳房が、プルンと揺れる様を見て制御不能となった俺は涼子の乳房にしゃぶりついた。両手で2つの胸を揉みしだき、右、左、また右と乳房を口に含み、舌で乳首やそのまわりを弄くりまわした。桜色の乳首を摘んだり、時には甘噛みしたり。仰向けに倒れている涼子は息づかいが荒くなり、肢体をくねくねさせながらもその両手は、乳房にむしゃぶりついている俺の頭を更に自分の胸に押しつけていた。
「拓人くん、もっと…ハアァ…もっとおっぱい吸って!弄くりまわして!」
涼子はもう理性を完全に失っている。涼子の依頼通りに、今まで以上に乳房に吸い付いた。そして涼子の体を起こしスカートを脱がせ、白のひも付きのショーツも剥ぎ取った。
「…涼子さん、もうぐちゃぐちゃだよ」
俺は涼子の股から愛液が溢れ出ているのを見て、思わず口にせずにはいられなかった。しかし涼子は
「もっとグチャグチャにして…」
と言い出してきた。俺は右手の人差し指と中指を涼子の膣にゆっくり侵入させると、小さい弧を描くように深く入れ込んでいった。涼子は両膝をベッドにつき、俺の指が自分の中に入っていくのを歯を食いしばりながら見ていた。
男の性なのだろうか。必死に喘ぎ声を出すまいと耐えている顔を見ると、俺はどうしても声を出させたくなった。俺は途端に右手の指の動きを速めた。手のひらがピタピタと膣口あたりで当たり、指は1秒間に5〜6回膣から出たり深く入ったり往復するほど急ピッチになり、自然と俺も
「ほら、ほら、愛液が出まくってるよ涼子さん!」
と、サディスティックな性格でもないのに口走るようになっていた。そしてついに涼子は
「あっあっあっ!いやっいやっダメぇっ!やあぁぁぁ!!」
と愛液ではない、何かを吹き出した。これが潮吹きだというのだろう。エクスタシーを迎え、はあはあと荒い息づかいをしながら涼子は再び仰向けに倒れ込み、俺のイチモツの挿入を受け入れた。
「ああ、気持ちいい!もっと突いて!壊れてもいいから!」
と、涼子は先程イったにもかかわらず激しい行為を求めた。やがて俺にも限界が訪れ
「涼子さん!涼子さん!」
と連呼しながら、涼子は
「イク!イク!また、ああ!またイッちゃうぅ!」
と叫びながら果てた。

2人の情事は終わり、俺は疲れ果てて動けない涼子に服を着せて、玄関で一礼をし、ドアを閉めて川崎邸を出ていった。しかし門の前で俺は立ちすくんでいた。何故そうしているのか明確な理由も見あたらないのに。恐らく心のどこかで待っていたのだろう。そこにあるドアが開かれ『また会おうね』と言われる事を。

 暫くして、玄関のドアが勢いよく開かれた。涼子が慌てて玄関に飛び出のだ。恐らくは俺を追って。
やはり情事の誘いは男から、ここぞ男・五十嵐拓人の見せ場ぞと口を開き
「あ…あの…りょうこさ…」
俺がそう言いかけた時、涼子は
「じゃあね、五十嵐くん」
と微笑みながら言った。おれは
「さようなら、川崎さん」
とだけ口にして、その場を去った。今まで2回目以降の大人の時間の事を考えていたのが嘘のように潔く。夏に会う人はいつも夏だけの思い出。俺は、彼女もそう感じ取るように一歩一歩を力強く踏み出していった。



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