誘惑のシネマ〜由起夫と奈緒子-4
『ガチャン*』
乾いた音が女子トイレの中に共鳴する…。
『今なら大丈夫!』
由起夫が呆気にとられていると、洋式便座に腰掛けた奈緒子は由起夫のバックルを解き外し、
履いていたスラックスを足元へずり降ろすと、
黒いブリーフの中で怒張する肉茎と睾丸を下から上へとさ擦りあげた。
奈緒子>
『気持ちいぃ?』
『出したいでしょっ?』
奈緒子は由起夫の股間を見上げると、
勃起した肉茎を被うブリーフをずり下げ、
目前で飛び跳ねる刀のように反り返った肉茎に両手を添え、右手で握り採るなりその包皮を前後に扱き、鬱積した亀頭を見え隠れさせると、
その肉茎を浅黒い赤茶褐色へと興奮させていた。
奈緒子は目の当たりに黒光りする肉茎を頬張り、
『ジュルッ!ジュルッ!』
と淫靡な音を奏で、
貪り尽くすような前後の動きが激しさを増すと、奈緒子の口の中でトロリとした白濁色の精液を撒き散らす由起夫だった。
しばし放心状態で立ち尽くす由起夫を見上げ、
奈緒子は躊躇う事なく肉茎から滴る白濁の精液を舐め干していた…。
荒い呼吸が交錯したトイレの密室…。
興奮覚めきらない由起夫の肉茎は、一度射精しても萎える事なくそ反り起ち、必然的に奈緒子の欲情を駆り立てると、
纏っていたコートを脱ぎ払いガータレスストッキングを着けた大腿部を露わにさせ、黒いシルクのキャミソールから硬く尖らせた乳首を浮き起たせると、スウィッチするように由起夫を便座に座らせ、いきり起つ肉茎を跨ぐように、ユックリと腰を沈めた…。
『ズヴュッ!』とばかりに根元深く沈めると、
マッタリとした腰の動きは小刻みに円を描き、
滴る愛液で由起夫の股間がグショグショになると人目もはばからずに喘ぎ声を木霊させていた。
『あっあぁ〜っ…!』
誘惑のシネマに翻弄された刺激的な夜の幕が閉じ、由起夫と奈緒子は痺れの退かない躰を寄せ合い、夜の帳の中へと消えていった。