溺愛-5
次第に意識は薄らぎ、
絡めた舌と舌が互いを確かめ合う。
奈緒子の髪から
仄かな香りが漂い、
浴衣の併せめに一樹の右手が割って入り、その指先は温かな大腿部を撫で、更に熱い粘膜の蜜壺へと到達していた。
「はぁっ、あぁあっ〜」
濡れそぶる蜜壺がクチュクチュと淫靡な音色を奏で始めると、そっと奈緒子の左手を捕り、そ反り起つ自身の肉茎にあてがわれた。
「僕にも触れて欲しい…
ほら!もうこんなに硬くなってしまってるよ。」
一樹はジーンズの釦を外し、ブリーフ越しに怒張した肉茎を晒していた。
「あぁっ!お、大きい…」
「ハァッ、ハァッ…!」
「もっと直に触れて!
この塊が僕自身だよ…」
「あぁ〜っ欲しいっ!」
「ジュルッ、ズリユッ…」奈緒子は一樹の股関に顔を埋め、弓なりにそ反り起つ肉茎を取り出すや、しゃぶりつくように激しく刺激し、奈緒子が纏った浴衣の帯を、シュルシュルと一樹が解き外せば、合わせた前身頃を左右にはだけさせ、透き通るように白い大腿部を露わにし、その付け根の中央に赤く鬱積した蜜壺を捉えると、延びをした一樹の舌先が大蛇のように徘徊し、下から上、右から左へと、反復するように小刻みな動きをみせ、やがて弓なりに怒張した肉茎が奈緒子の肉襞を分け入り、生暖かい粘液に絡まりながら、ゆったりと膣壁を摩擦し始めていた。
「グチュッ、グチュッ」
「グチュッ、グチュッ」
「も、もっと突いてっ…」
「あんっ!気持ちいぃっ」
「何処が気持ちいいの?」
「そっ、そこ、あんっ…」
「そこじゃ判らないよ!」
「ハッキリ言って!」
「オ○○○…あぁ〜っ!」
一樹は解き外した浴衣の帯で奈緒子に目隠しを施し、血管の浮かび上がった艶めかしい胸元に顔を埋めると、突き動かす腰をグルグルとグラインドさせながら、透き通るような奈緒子の乳房を口に含み、突起した乳首を指先で摘みあげ、引っ張っては捻り、と徐々に強さを増して行き、時折悪戯に噛みしめると、苦痛に耐える奈緒子の喉元から喘ぎ声を唸らせていた。
「あっ、あっ、あんっ!」
「いっ、逝っちゃう…」
奈緒子の喘ぎ声に呼応するように、一樹の突き動かす腰の速度が増幅すると、白濁した精液がその胸元に放たれていた…。
一樹と奈緒子は逝き果て、ぐったりとその身を横たえるも、その余韻を愉しむように指先を絡ませ合い、安堵の笑みを浮かべ合っていた…。