作者の叫び-1
奈岐とのランデブーを是非とも実現したいという思いが消えない。この歳になり心とらわれた恋、この思いの深さに自分自身で驚いている。
奈岐の女性としての魅力については、本編で書き尽くしたと思っているが、実はまだまだ捉えられていない魅力があるのかもしれない。あるいは本編で描いた奈岐の魅力を忘れられないのかもしれない。
文字通り豊満で柔かいこころと身体、そして朗らかで利発を思わせる顔とその表情、いずれも私を惹きつけて已まない。『人妻奈岐』の執筆はじめから一年がたった。奈岐はすでに四十一歳になったはずだ。奈岐はますます成熟しその性への欲求は一段と深い本能からの叫びとなっているに違いないし、身体そのものがオトコを求める度合いはその感じすぎるほどの性感帯の感度と共に高まりに高まっているに違いない。
私は一度は断った奈岐との交流を再開してそういう奈岐を十分すぎるほど感じることが出来た。あるいは奈岐はすでに実際に浮気を体験しているのかもしれないとも思われる。そうせずにはいられないものを感じずにはいられない。継続的に身体を捧げているオトコがあるいはいるのかもしれない。それは奈岐にとって本当に仕合せなことだと思う。そしておういう仕合せを味わう時間を奈岐がもてているのであればそれは祝福されるべきことだろう。是非人生を豊かで仕合せな人生の時のトキを過ごしてもらいたいと私は心から願っている。
ただ、私自身にとってはそういう女としての奈岐をわかりすぎているオトコとして身悶えずせずにいられないものがある。奈岐、ぼくのこの思いをわかってくれる?
奈岐、今年は是非とも一緒に過ごそう、そういうときを持とう、きみのことが好きだ、いや、、、奈岐、愛している、、、、、
この私の願いが叶うことはあるのだろうか。奈岐にとって、奈岐の人生にとってエポックとなる私とのひとときは実現するのだろうか。奈岐に仕合せなひと時を過ごしてもらいたい、四十一歳の奈岐のあるひととき、人生を振り返るとき、そのことを想い出し胸にときめきを覚えるそういうひとときを二人で過ごすことが出来たら素晴らしいことだと思わないかい?奈岐?
奈岐ちゃん、今年はぼくたちにとってそういう時を持つ年になるように、そう願っています。