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Twin Guns 無敵の女刑事
【制服 官能小説】

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自分の正体-1

 高嶋広徳は高速道を走っていた。そう、まるで何かと決着をつけに行くかのような険しい顔つきで車を運転していた。助手席には昨夜マギーとカーセックスをした際に付着した2人の体液のシミが残っている。だがそれを全く気にする事なく机波インターチェンジを降りようとしていた。広徳が向かうのはネイルサロン「リグレット」の本社。そう、社長である母親、高嶋真琴に会う為だ。18時頃に行くと伝えてある。高速を降り学園研究駅前にある本社を目指す。仕事終わりの渋滞に巻き込まれるが、それも計算のうちだ。むしろ渋滞中に自分の気持ちを整理する時間が出来て都合が良かった。その証拠に本社に着いた時、喜びよりも「とうとう着いてしまったな」と思った広徳。車を降りたが足取りは軽くなかった。
 「広徳くん、久しぶり!」
広徳を迎えに来たのは本社一階の店舗の店長をしている麻倉美香だった。広徳が高校生の時、付き合ってはいなかったたか肉体関係にあった。現在32歳になり色気がグッと増したが、少年の頃にいつも胸をドキドキさせたキュートな笑顔は健在だった。広徳は童貞だった自分にセックスをレクチャーしてくれていた美香の姿を思い出し、若干照れてしまう。
 「ますますイケメンになったね♪」
肉体関係にあった広徳に全く気まずさは感じていない様子だ。広徳の方が意識してしまう。
 「美香さんもグッと大人っぽくなりましたね。」
 「そりゃあもう30歳の人妻ですから♪」
そう、3年前に結婚して子供が1人いる。肉体関係にあった人の幸せを自分は喜べるのかどうか分からなかったが、素直に嬉しく思える自分に気づいた。すると美香は距離を縮めて来て、広徳の耳元で囁いた。
 「久しぶりにしても…いいわよ?」
その言葉に広徳は激しく動揺してしまう。
 「えっ…!?」
その驚きぶりに可愛らしい顔をくしゃくしゃにして笑う美香。
 「冗談よぅ♪あははは!」
 「か、勘弁して下さいよ…」
 「ンフッ♪」
そう言って広徳の頬にキスをしてニコッと笑う。
 「社長が待ってるわよ♪」
 「あ…、は、はい…」
不思議とキスには動揺しなかった。むしろこの人と愛し合えて良かったなと思えた。
 「フフッ」
微笑した広徳。
 「ん?何ぁに??」
振り返る美香をドキッとさせる笑顔で言った。
 「いや、何でもないです。」
と。その美香の笑顔に心が安らいだ広徳であった。


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