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Twin Guns 無敵の女刑事
【制服 官能小説】

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同士の同志-7

 「さーて、気を取り直して捜査に話を戻すわよ!」 
パンと手を叩いて仕切り直す。自分から話をふっといてと思ったが、これ以上詮索されても困るのでマギーは何も言わなかった。
 「神田さん、山田優子さんの実家に出向いたんですよね?何か分かりましたか?」
 「うーん、山田優子に関しては特に怪しいトコはなかったみたいね。ただ…」
 「ただ?」
 「父親の孔明も母親の杏香も優子の弟も特に問題なさそうなんだけど、杏香はどこか彩香ちゃんに対して言葉を慎重に選んで話しているような気がしたって報告を受けてるの。」
 「母親が何か隠してると?」
 「そう感じたって彩香ちゃんは言ってる。それを彩香ちゃんは掴むと言ってたけど、それがもし深刻な事だとしたら、単身で愛媛に行ってる彩香ちゃんの身が危ないから、そこでやめさせたの。」
 「確かに。それは正解です。」
 「うん。」
若菜には何となく杏香が何を隠しているのかの予想は立っていた。それが当たりなら若菜の中で立てた仮説の辻褄が合う。絡み合った糸が一気に解れそうな気がした。今はそれをどう立証しようか考えているところだ。
 するとマギーが若菜に聞いて来た。
 「上原さんはどうして山田優子さんをマークするんですか?」
現在の見立てでは山田優子は被害者扱いだ。西進不動産の社員であるがために巻き込まれたと言う見立てになっているが、マギーには若菜が優子をそう言う目で見ていないような気がした。
 「うーん…、彼女、不思議なのよ。」
 「不思議?」
 「うん。彼女は昔の西進不動産爆破事件から彼女への容疑が出ては消え、消えては出るの繰り返し。今回も彼女を疑ったけど、調べるうちに容疑がはれたり。その繰り返しはそれこそサーガ事件の始まりから今まで続いてる。気づけばずっとサーガ事件の捜査から今まで名前が出続けてるのよ。支店長と愛人関係にあり、麻薬を扱い、そして売春もしてる。だけど調べと供述では自分の意思ではなく支店長にやらされていたと言っるし、それを否定できるだけの証拠は何もない。今の所、空いているシロ。サーガの西進不動産ビル爆発の時も1人だけの生存者であり、あの爆発で助かるとか奇跡だと言う事から爆発に何か関わりがあるんじゃないかって疑いをかけたけど、結局シロ。クロの疑いをかけられても、最後はオセロのように白にひっくり返る。そうして彼女は事件と言うより私が扱う事件にことごとく絡んでくる。それが気になるのよねぇ。」
若菜は考え込むよう仕草を見せた。


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