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恋色
【青春 恋愛小説】

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恋色@-1

私には半年以上想い続けている人がいます

半年といえば文化祭が終わってから
もぉすぐクラス替えといったところかな
長い様であっという間でした

会話もたまに少しするだけ 
でも恥ずかしくて上手く話せないでいる
そんな柄じゃないのに
どうも私は恋愛においては奥手らしい

クラスが一緒なのが救いでした


半年もたてばその間に
いろんな友達と恋の話もしました
だから私の気持ちを知ってる子は多かった
応援してくれる友達がいるのに上手く話せない自分がすごくもどかしい





私の好きな人の名前は
松永比呂(まつなが ひろ)
みんなには『ヒロ』って呼ばれてる
男女問わずの人気者ですごく明るい人

だけど私はまだ『松永くん』止まり…

私はひねくれ者で
皆がカッコイイとか騒いでる人には興味が持てなかった
松永くんもその1人━━

でも初めて話した時、すごく優しく笑う彼にドキドキしてしまいました

今までまったく感心のなかった人が
急に私の世界に飛込んで来て
そのほとんどを占領してしまいました


自分でもとても不思議で
何処を好きになったとか
何で好きになったとか
上手く説明できなくて

気付くと彼を目で追っていました

親友の すーチャンは
「それが恋でしょ」
って言った

わかっていたけど
改めて言われて何かすごく恥ずかしかった


彼を目で追うようになってから
気付くのは彼の良い所ばかり

ただの目立ちたがりって思ってたけど
皆を笑わせるのが好きで
絶対人が傷付く様な事は言わないし
見た目はちょっとだらしないけど
根はすっごく真面目だっていうのもわかった


でも気持ちが大きくなると
彼を意識しすぎて上手く話せなかった
だから発展があるわけもなく
ただのクラスメイトで半年が過ぎてしまった





今は春休み
私は新学期早々行われるクラス替えに全てをかけた

もし一緒のクラスになれたら
神様が大丈夫って言ってくれてるって思って
自信持って松永くんに話しかけるって

神様なんて信じてなかったのに
本当私は調子が良い


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