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恋色
【青春 恋愛小説】

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恋色@-2

新学期初日の朝
少しだけ化粧をして
いつもより少しだけ早く家を出た

学校についてもずっとそわそわして
友達のユミとハルコには笑われた

でもそんな事はかまってられない
今日で決まるんだから
私の高校生活が!
大げさかもしれないけどそれぐらい松永くんにはまってる

長い始業式も
私はひたすら祈ってた
ユミとハルコが後ろで楽しそうに
校長先生の悪趣味なスーツの話で盛り上がってても
私はひたすら祈ってた


やっと始業式が終わり私はユミとハルコを引っ張って一番乗りでクラス表を見に行った



結果


私4組
ユミ4組
ハルコ3組


ユミと一緒でほっとした
新しいクラスに仲の良い友達がいるかはやっぱり気になる
またよろしくね♪ユミ

ハルコはブーブー文句言ってる
私もすごく残念
でも隣の組だしいつでも会いに行けるよ

ハルコをあやしながら
4組の名簿に彼の名前を探す

だんだん人が集まって来て周りがザワザワしだしてる

その時━━
見つけた
『松永比呂』
の文字

一瞬何も聞こえなくて
信じられなくて
隣にいたハルコに抱きついて飛びはねて喜んだ
ユミもハルコも信じられないっていう感じだったけど本当に喜んでくれた

私は嬉しくて嬉しくて
まるで合格発表を見に来た人みたいに
「やったー」
ってずっと言ってた


ちなみにすーチャンは1組だった
また違うクラスだよ
残念



(終)続く...


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