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‐酔‐
【学園物 官能小説】

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‐酔‐-3

志麻は香水の事をすべて一成に話した。
「ふ〜ん…俺の香水に欲情して…ね」
志麻は頷いた。
「志麻って…意外にエロんだな。」
「やッ違ッ…」
志麻が顔を真っ赤にした。
「だってさッ…俺今日、香水付けてないんもん。」
「えッ?!そんな筈ッ…ん」
一成が志麻の唇を奪った。
「…ウッソ…つきッ。香水の匂い…するじゃナイッ」
「嘘じゃねェよ。」
一成が真面目な顔で言ったので、志麻は嘘じゃナイと悟った。
「じゃぁ…何なのぉッ?」
志麻は泣きそうな顔をして、うなだれた。
「ハハッおもしれェ女ッ」
一成が志麻の頬に触れる。
―ドキッ
(ぇッ?!ドキッて…)
「怒ったり、いきなり俺を襲ったり、頭抱えたり…忙しい女だ」
―ふわッ
(あッ…また香水だッ)
「スキだぞ…志麻」
一成が志麻を見て笑った。
「…わかったッ。」
「あ?」
一成は志麻に告白をかるく無視され、少し悲しくなる。
「一成の匂いの事ッ…。あの匂いは一成があたしを誘ってる匂いなんだッ!!」
「…俺が?」 
「うん!あたしの事スキなんでしょ…?」
―グイッ
「キャッ」
「黙れ、志麻」
「んッ」
今度は一成が志麻の唇を奪う。
「お前も俺がスキなんだろ?」
一成が志麻をベッドに沈める。
「俺の誘惑にお前がのったんだ」
一成が志麻の首筋に唇をつける。
「んッ…一成ッ」
「どうなんだ?」
一成はジワジワと志麻を攻める。
「…キッ」
「あ?聞こえねェなッ」
「…スキ」
志麻は顔を真っ赤にしながらそう言った。
一成は勝ち誇った顔をして、笑った。
「俺もスキだッ」
志麻はそっと一成の頬に触れた。
「あなたに酔いたい…あたしにしかわからナイあなたの香水で…」
―ギシッ
ベッドが再び軋んだ。


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