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マニア雑誌で見つけた素敵な人々
【歴史物 官能小説】

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【12】家で浮気している母43歳を観察している娘16歳-1

【『ヤング・ラブ』昭和XX年10月号「ヤングの告白」より。A子(十六歳)】

 わたしは高校一年生です。小学生の妹が二人います。

 わたしの告白は母のことです。いえ…自分のこともあります。母は四十三歳になります。わたしと同じ誕生日なんです。優しくて綺麗で父との仲もいいです。近所の人から『A子ちゃんはお母さんに似て綺麗ね』と言われたことがあり、すごくうれしかったです。お母さんと同じ高校に入学して制服を着たとき、お母さんは『若い頃のわたしを見ているみたい』と言ってくれました。

 お母さんは、下の妹が小学校に入って手がかからなくなったので、近くの工場でパートを始めました。経理の仕事をしているそうです。お母さんに『お仕事はどう?』ときいたら『はじめはわからないことばかりだったけど、親切にしてくれる人がいるからたのしいわよ』と言っていました。

 わたしは高校に入ってバレーボール部に入りました。背は高い方なので先輩に誘われて入りました。お母さんもバレーボール部だったそうです。部室に昔のアルバムが置かれていてお母さんも写っていました。お母さんの代は地区大会で優勝したので、わたしも頑張って練習しています。

 ある日、わたしはいつもより早めに家に帰りました。月曜日のことでした。いつもは部活があるので家に帰るのは遅くなるのですが、定期試験の準備期間で今週から部活がお休みになったからです。わたしは、そのことをお母さんに伝えるのを忘れてしまって、その日もお母さんにお弁当を作ってもらってしまいました。(お母さんに悪いことをしたな…)と思いながら部室でお弁当を食べると、早いバスに乗れそうだったので、走ってバス乗り場に行きました。

 バスを降りてしばらく歩くとお家に着きます。いつものように玄関を開けて中に入るとお母さんの靴が出ています。

 (あれ…お母さん、帰っているのかな?)

 「ただいま…」と声かけようとすると玄関の横のお部屋の襖の向こうからお母さんの声が聞こえました。

 「あっ…あっ…あっ…」

 わたしはその場に立ち尽くしてしまいました。

 (お父さんも帰っているの…?)

 お父さんは仕事の都合で春から家を空けており、月末にお給料が出たときに帰っていました。以前から、お父さんとお母さんが夜中にときどきそういうことをしている…というのは知っていました。お父さんが帰ってきたときはいつもしているようでした。もちろんお母さんにも誰にもそのことを話したことはありません。わたしも学校の授業で女子だけが集まって保健の女先生からそういうことを教えられたことはあったので、両親がそういうことをして、わたしも妹も生まれてきたんだ…ぐらいのことは心得ていました。

 それでも、夜中にふと目が覚めて、そしてお父さんとお母さんが寝ている部屋から、そういうことをしている気配を感じると、わたしはすごく変な気分になって…。お腹の下の方がジンジンしてきて、アソコが勝手に濡れてきてしまうのです。その頃にはわたしはもう自慰を覚えていましたが、(お父さんとお母さんが今してるんだ…)と思うとなおさら我慢できなくて、いつも自慰していました。

 お母さんの切なそうな声がずっと聞こえてきます。(とにかく家から出なきゃ…)と思って外に出ようとすると、お母さんの靴の隣にお父さんの靴もありました。(やっぱりお父さんも帰ってきてるんだ…)と思いましたが、靴の感じが違います。お父さんが履かないような先の尖った革靴でした。

 (え…誰の靴…?)

 その答えは、襖の向こうのお母さんが教えてくれました。

 「ああ…いい…いいです…ニシムラさん…」

 わたしは声をあげそうになるくらいびっくりして、足が動かなくなってしまいました。お母さんが…もう、ハッキリいいます。お母さんがセックスしている相手はお父さんではなく『ニシムラさん』ということに心の底から驚いてしまいました。お母さんがお父さんではない男の人とセックスしている…。いったい誰?…どんな人なの?…。

 「まだいくのは早いで、〇子」

 聞いたことのない男の人の声が聞こえました。お母さんの名前を呼び捨てにしています。

 「娘はまだ帰って来んのやろ?」
 「大丈夫です。今日も伝票の整理で遅くなるって母に言ってますから…」

 妹たちのことを言っています。妹たちは学校から祖母の家に行っていて、パートが終わった母が連れて帰るのです。わたしは当然、いつものように部活で遅くに帰ってくると思っているのでしょう。それよりも、お母さんが全然いやがっている様子もなく…むしろ甘えたような声で返事をしていることに驚きました。

 「ええなあ。〇子のそういうところ、好きやで。仕事の呑み込みも早いようやしな…。まあ、今日はたっぷりたのしもうや」

 『ニシムラ』さんの声がして、また、お母さんの切なそうな声が始まりました。

 「あっ…あっ…あっ…」

 (どうしよう…。こんなこと止めさせなきゃ…でも…)


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