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マニア雑誌で見つけた素敵な人々
【歴史物 官能小説】

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【11】中学校女教師35歳の独白-2

 すぐに休まなければと思いましたが、お風呂のあるうちに身体を洗いたいと思い、おばさんに声をかけてお風呂をつかいました。股間からは血が垂れてきて下着も汚していましたのでお湯で洗いました。いつか誰かに聞いたような激痛に苦しむとか大量に出血するとかもなかったのは自分でも意外でしたし、暴漢も『処女』を奪ったとは思っていないようだったことを思い出しました。

 部屋に戻り布団に入りました。両脚をぴったり閉じても、脚の間にすりこぎを突っ込まれたような違和感があり、体の奥に男の痕跡を刻まれたような気がしました。

 その日はそのまま休みましたが、次の日はお休みなのをよいことに、日がな手淫に耽っていました。こんなときにとは思いながらも、日課のようになっている手淫の誘惑は断てませんでした。今までの淡いぼんやりした想像が、明確でさらに刺激的な想像に塗り替えられて、むしろ手淫の誘惑は強くなっていました。

 それでも、それからしばらくは、仕事は早めに切り上げて明るいうちに帰るようにしました。でもその実は、小屋に続く畦道が分かれていくところに差し掛かるたびに、また、あのようなことをされたいという思いにとらわれていました。わたしが『先生』であることを知っている男が、学校に現れるのではないかと心配もしましたが、そのようなことはありませんでした。

 『シたくなったらいつでも来な』

 男の声を思い出しながらどうしようかと思案してしまうわたしをどうにか押しとどめていましたが、下宿に帰って、淫らな妄想を巡らせては手淫に耽っていました。

 そんな日々を過ごしながら、徐々に日が短くなってきました。学校を出るとわたしの影が長く伸びています。わたしは、小屋に続く畦道を選びました。いっときの気まぐれで選んだかのようですが、わたしは月のものがあった日を手帳にかきとめながら、妊娠する危険の少ない日をが来るのを待って、その日を決めたのです。

 かなり暗くなった景色の中に小屋が見えてきました。あの日の記憶が強く思い出されて、下腹がズキンとするのを覚えて思わず立ち止まりました。

 「久しぶりだね、先生」

 あのときの暴漢の声がしました。手には釣り竿と竹の籠を提げています。

 「今日は釣れそうな気がしていたんだ。その通りになったよ」

 近くには小川にが流れていて、土手からは畦道や小屋が見渡せます。釣り糸を垂らしながら畦道を通る獲物を漁っていたのでしょう。

 「あれから雑魚が釣れるばかりだったからな。ああ、そうだ。今日は『旗日』じゃねえよな」

 黙って頷くわたしを見て男がニンマリと笑いました。

 「先生、安心しな。この前のことは誰にもしゃべっちゃいねえよ」
 「ありがとうございます…」

 わたしが礼を言う筋合いではないと思いましたが、自然と口をついて礼を言ってしまいました。

 「先生だってヤリたい盛りだろうしな」

 男の下卑た物言いに、また下腹がズキンとしました。

 「いいオツムで考えて考えて…それで今日は来たんだろ。ただ、これ以上日も短くなってくると、魚なんか釣れなくなっちまうのに釣りなぞしているのも妙だからな。ぎりぎりだったんだぜ」

 男が小屋の戸を開けて、中からつっかえ棒をします。男に促されて古畳に横たわりました。

 「今日はたっぷりたのしもうや」

 男の物言いに身体がこわばります。もちろん恐怖心ではなく期待で。下着の中に男の手が伸び、無骨な指が無遠慮に割れ目をかき混ぜます。

 「先生はオツムはいいかもしれんが、ヤリたいのはその辺の女と変わりはねえ…と言いたいところだが、先生はオツムだけじゃなくこっちの出来もいいからな」

 (そうなのですか…)

 わたしのことを「先生」と知っている男の素性が知りたくなりましたが、割れ目を弄っている男に水を差すのが惜しく快感に身を委ねました。

 「よくなったら鳴いてもいいんだぜ」

 必死に声を堪えている気配が伝わってしまっているようです。不意に男が空いた手でわたしの胸を掴みました。思わず声が漏れます。

 「あうっ!」
 「そうだ、いい声だ、先生」

 『先生』と付け足されるたびに羞恥心を煽られます。

 「あの…貴男はどうしてわたしのことを…」

 男がおかしそうに笑います。

 「何だい、先生。気になるのかい。まあ、こんな村だから、先生みたいな若い女がやってくればすぐに知れ渡るっていうもんだ。この辺で先生のことを知らない男はいねえよ」
 「そうなんですか…」
 「毎年、春になりゃあ、学校にどんな女先生が来たんだってな…。先生もたっぷりたのしんでいきな」

 ふと、わたしと入れ替わりに町場の学校に転勤していった先輩教師の顔が浮かびます。

 「まあ、積もる話はいつでもできる…と。さあ、今日は自分で脱いでくれや。やっぱり『旗日』はヌルヌルするばっかりでヨ。先生も物足りんかっただろ」

 (物足りないなどということがある訳がありません…わたしの『処女』が奪われるそのときに…)

 わたしはそう思いましたが、正直なところ、よくわからないままに事が終わったという感じでした。今日はどうなるのでしょうか。


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