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母体の神秘
【熟女/人妻 官能小説】

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母体の神秘17-1

【母体の神秘17】

タブレットの画面に映っているのは

ホテルの一室で下着姿でベッドに腰かける男女。

その内一人はランジェリー姿の俺のママ智美であり

もう片方は俺の友達である松夫の父親である竹太郎さんだった。

ママの肩を抱きながら唇を近付けてくる竹太郎さんを払いのけながら、

ママは手に握ったスティック状の物を竹太郎さんの目の前にかざす。

陽性反応が出た妊娠検査薬だった。


「これ・・・どうしてくれるんですか・・・」

いつもより低いトーンで話すママの瞳には複雑な色合いが混ざっていた。


「さっき言ったじゃないか。本当におめでとうって・・・」

ニヤニヤ笑いながら、からかうように返答する竹太郎さんに向かって

ママは、やや焦燥感を感じさせる表情で話しを続ける。


「だからあれだけ言ったのに・・・

危険日に膣内射精したらデキちゃうって・・・・

思い切り中に出すから本当にデキちゃったじゃない!」


そう言って自分の、まだ目立つほど膨れてないお腹をさすりながら

ママは陽性を呈した妊娠検査薬を握りしめる。


「分かり切っていた事じゃないか智美。

俺たちみたいな相性の良い生殖適齢期の男女が

あれだけ気持ち良く何度も愛し合ったんだ。

愛の結晶を授かって当然だよ」


そう言いながら竹太郎さんもママのお腹に手を伸ばし

その大きな手の平でママのおヘソ周りを優しくさする。


(・・・愛の結晶)


そう、今俺のママのお腹の中には

まさしく竹太郎さんとママが雄と雌として愛し合った証が宿っているのだ。

二人の遺伝子を半分ずつ受け継いだママと竹太郎さんの子孫が

ママの子宮にしっかりと根を下ろしてしまったのだ。


「お前の旦那の子の可能性は無いのか?」

竹太郎さんのこの質問に対して


「・・・」

ママは少しふくれた表情になりながら


「そんな訳ないでしょ!

絶対に竹さんのだと思うよ・・・

だってあの人とは、今までいくら頑張っても

成一の下の子は全然デキなかったんだから・・」


まるで彼氏に浮気を疑われて機嫌を損ねた彼女みたいな雰囲気を醸し出すのだった。


「それに・・あんなに私の奥深くまで突き込んで

あれだけ大量に出してたじゃない、

あの人のじゃ一度も届かなかった場所まで・・・

だから竹さんとのしかあり得ないよ」


そう言って今度は蕩けた面持ちになるママを見て、

竹太郎さんは雄として勝ち誇った表情をした。


「それで、どうしてくれるんですか竹太郎さん・・」

そう問い詰めるママに対して


「産んでもいいよ?」

軽い調子で答える竹太郎さんに


「もうっ! からかわないで真剣に考えてよ!

赤ちゃん、あっという間に大きくなっちゃうんだよ?」

また焦燥感に苛まれる顔をしながらママが詰め寄るのだった。


「からかってないよ。前から言ってるだろ?

いざとなったらちゃんと責任を取るって・・・

智美さえ良ければ成一を連れて俺のとこに来いよ」


真剣な眼差しになってそう答える竹太郎さんの顔を見たママは

頼もしさと安堵を感じたらしく

顔を赤らめて少しだけ照れくさそうにうつむくのだった。



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