多勢の視線-1
「はひ…ッ!かは…ッ…はひぃ…あ…ッ!……あふぅ」
仰向けに倒れた弘恵は、相変わらず脚を開いて股間を見せつけ、精液が溢れる秘肉と肛門を曝していた。
ボロボロに朽ちた泣き顔ではあるが、そこには確かに満足感が感じられる。
嘘も偽りも、自分を取り繕いもしない、真実をただ伝える真の《報道記者》の姿があるだけだ。
『鈴木さん、コイツどうします?』
『そうだな。もう一回ギャグ咬ませてテキトーな鎖でも持ってきて、キンタマの棒枷に首輪でも繋げとけ』
鈴木はギャグを外された弘恵が、舌を噛み切るという自傷行為に走る危険性があると思っていた。
それでも外させたのは、新たな被害者となる少女を前にしても、姦されて堕ちるべく調教≠ウれた姿を隠しきれるのかどうかを試したかったからだ。
期待通りに弘恵はしょうもない姿≠麗世に見せてくれた。
ケダモノにまで堕ちた自分を恥じる事もなく、快楽を欲して最後まで男根に取り憑かれた汚ならしくて不浄なるメス。
泣き叫びながら姦されていった玉置そらと、姦される快感に悶え狂った井形弘恵の対比は、それだけでも麗世の心を惑わせ、苦しみの渦中に飲み込んだはずだ……。
『それにしても麗世って娘がだいぶお気に入り≠ネんですね。ここまでネチネチ責めるなんて』
『……ん?そりゃあこんだけ生意気そうで、イジメてやりたくなる顔してりゃあなあ。なんか初めて《美少女》ってヤツを見た気がするぜ……ふぅ……チンポがイラつくなあ……クッククク』
意識を失っている麗世に鈴木は寄り添い、握られて傷んだ前髪と瞼に詫びるように、そっと指先を当てている。
肉欲を貪る為の対象としてだけではなく、個人のモノとして専有・所有して《愛したい》という想いが溢れてみえる。
『鈴木さん一人で姦っちゃってイイですよ?俺達はカメラマンに徹してますから』
伊藤の殊勝な言葉に、皆が頷いていた。
14才という年齢は、ジュニアアイドルであれば卒業≠ニいう名の〈戦力外通告〉が目前となるが、それでも幼い少女に初めて鈴木が《目覚めた》というのなら、その瑞々しい興奮を妨げるような真似はしたくない。
鈴木はリーダーだ。
何年にも亘って強姦仲間を統率し、警察の捜査にも引っ掛からずに犯罪を成し遂げてきた傑物だ。
本音を言えば、伊藤も吉田もその他全員が、この松友麗世という少女を姦したいと思っていた。
真っ黒に輝く長い髪。
クッキリとした二重瞼にパッチリした切れ長な瞳。
綺麗に通った鼻筋。
口角の上がった薄い唇。
意外と膨らみのある胸と少女らしからぬ腰の括れ。
あまりにも美しい肢体。
美少女アニメのヒロインを三次元に実体化したなら、間違いなくそれは松友麗世になる……。
それが誇張だと思う者は、少なくともこの男共の中にはいなかった。
『……皆んなすまねえなあ。じゃあ俺の好きに姦らせてもらうぜ……』
バッテリーチェックと作動確認の終えたカメラが、これから全てを奪われる者と奪い取る者とをレンズに収めた。
スタンド付きカメラは二人の周りを取り囲み、更にスカートの中をローアングルで覗き込むようにも置かれている。
もちろん直下から仰ぐように真上を向いたカメラも、棒枷を跨いで置かれていた。
そして自在に動き回ってベストアングルを絶えず狙うカメラマンは、皆が皆、経験は充分である。