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[姦獣共の戯れ]
【鬼畜 官能小説】

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多勢の視線-2



左手で顎を掬い上げた鈴木は、右手の掌と甲を交互に当てる軽めな往復ビンタを柔らかな頬に当てた。
赤紫色の妖しげな炎が瞳に揺らぎ、ニヤッと笑った口からはコーヒーとタバコのヤニ臭い吐息が漏れる。


『クククッ……早く起きて可愛い声を聞かせてくれよお……ん〜?2月29日生まれの実質4才≠フ麗世ちゃ〜ん、早く起きなさ〜い』

「……ん"ッ……ん"ぶ…ッ!?……ぐぶぅッッ」


二度目の卒倒は、やはり一度目のものより深度は浅かった。
目覚めた瞬間の狼狽えは悪夢の継続に対しての絶望を強く滲ませ、そしていよいよ自分が《撮影》の犠牲者にされるという恐ろしさに表情は歪んでいた。


『もう大丈夫ぅ?発情ウサギの弘恵お姉ちゃんのドスケベ交尾≠見ただけで失神するなんて、随分と麗世ちゃんは《ウブ》なんだなあ?』

「……ふ…ぷぷ…ッ!……ほ…ふ…!」


麗世は真上を見上げ、そして真下を見た。
鉄筋すら吊り上げようかという頑強な鎖とフックに、自分の手首を握っている手枷が連結されている。
そして鈍く光る重々しい鉄パイプに、やはり枷で握られた足首が結えられている。

全くなにも……なにも変わってはいない……。


『クククッ……コレを今から外してやるけどパニくってないよなあ?舌とか噛んだってお医者さんには連れていかないからなあ〜』

「ぶぷッ!?……ッぷあ"ッッ!!……はぎッ……はひッ!」


鈴木なりに精一杯に優しい言葉を選んでいるのが男共には可笑しかったが、その内容はやはり冷血そのものだ。
大量の血を口から流そうが、そのまま『放置する』と伝えたのだから。
直接の凌辱を前にして、いきなり『オマエは使い捨て』だと通告したに等しい台詞だ。


「ひッ…!!い…い"ッッ!」


鈴木はいま外したばかりのボールギャグを麗世に見せた。
水色に透き通るシリコンのボールは清らかな唾液にヌルヌルと光り、そして食い込んだ歯型にあわせてギザギザに裂けていた。


『スゴいなあ〜。こんな≠ノなるまで食い縛ってたんだあ?クククッ……このズタボロのギャグ、DVDの初回特典の《目玉》になるだろうなあ』

「ッッう"ぅ"!!!」


……麗世は思い出した。
この自分を取り囲むカメラが記録したものはDVD化され、商品にされて売られてしまう事を。
そして購入した者にだけ抽選で、制服やカバンや下着などが与えられる事を……。


『……ところで君って有名なんだってえ?なんでもメジャーな動画サイトにユーザーネーム[reiyo.M]で投稿しまくってて、アイドル視されて崇められてるそうじゃないかあ』

「……ひぃ…ッッ!?」


麗世は目の前に突きつけられたスマホの画面を見ると、息を詰まらせて男の顔を怯えきった目で見た。
そこにはクリーム色の薄手のセーターと、グレーのミニスカートと黒のロングブーツを纏った麗世が、豪華客船をバックにしてダンスをしている動画が映っていた。

腕を左右に広げて海風を全身に浴び、膝を高くあげてステップを踏む動画は、自身最高の閲覧数を記録した人気動画だ。
海から吹き抜けてくる強い風は胸の膨らみにセーターをくっつかせ、スカートは太腿も露わにして捲れ上がる寸前。

麗世自身もかなり刺激が強めだと思っていた動画だったが、何故こんな年齢もいったオヤジ≠ェ知っていたのか、そこが疑問であり恐ろしくもあった。


『拉致って直ぐにさあ、君の顔だけをお客様に送信したんだ。そしたら『麗世ちゃんだ』って喜びのレンポンスがバンバン来てさあ……ところで君は『れいタン』て呼ばれてるのお?
[reiyo.M]のMは『マーメイド』のMなんだってえ?』

「ひ…ひッ!!……し…知らな…いッ」


人気の読者モデルや女優に憧れて、それを真似て動画サイトに投稿を繰り返していた。
他愛もない、軽い気持ちで始めた投稿……クラスの友達も、仲の良い後輩も写真や動画の投稿くらいしている。
なにも特別な事だとは、思ってもいなかった……。


『こんな強い風が吹いてるのに、薄〜いセーター着てダンスするのかあ?クククッ!ブラ紐もカップの形も丸わかりじゃないかあ。なあ、分かっててピョンピョン跳ねてたのか?……可愛いオッパイがぷるんぷるん≠オてるじゃねえかよお〜』

「ぐぎ…ッッ!!!」


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