多勢の視線-11
「ヒック!ヒックッ!も…もう無理ッ!聞いてよッもう無理なのぉッ!!ひ…い"ぃ"ッッ!?」
「無理」と叫んではいるが、かなり固くて狭いが指は侵っていく。
熱くて完全に密着してくるこの窪みは、湿気だらけの谷間よりも快適な空間だ。
中指の第一関節までは挿れられた。
だが、もっと中まで挿れられそうだ……。
「い"ぎッッ…い"ッ挿れ"ッッッ…!!??
……ぎい"ッ!?ぎひぃぃッッ!!!」
第二関節を過ぎた辺りで、谷間は急激に狭まり、窪みも締まってきた。
まるで侵入を拒むかのような動きではあるが、中指に感じる圧迫感は、紛れもなく《快感》そのもの。
試しているのだ。
涙や鼻水の落下攻撃を受けて明らかな拒絶を示されても、それでもこの《幼体》を姦すのかと……。
「がはッ…はッ…あ"あ"ぁ"ッ!?ダメ"ぇ"ッ!!
ダ…メ"え"ぇ"ッッ!!!」
中指は迷わずに到達可能な最深部にまで潜り込んだ。
谷間は開いては閉じてを繰り返し、窪みも伸びては縮みを繰り返す。
挿れてある指の全てに、この心地好い圧力を感じたくなった鈴木は、ゆっくりと抜いては一気に根元まで挿れ、『姦してやる』という意思を改めて幼体に突き立てた……。
『……ククッ…クククッ!なあ、れいタン《気持ち良い》だろ?』
「……ヒックッ…グズッ!ズズッ……もうやめ…ッ……ヒック…やめてください…ッ」
グチャグチャに濡れた股間を眼前にしながら、鈴木は頭上を見上げて語りかけた。
汗でくっつきあった前髪は、まるで熊手のようになっている。
汗だくの額がよく見える前髪は頭髪が薄く感じられ、まるで脱毛した後のよう。
太めの眉毛も凛とした二重瞼も覇気が失せ、ウサギのように赤く染まった目を涙に溺れさせて垂れている。
真っ赤に焼けた顔面は鼻水と涙と汗の区別すら難しく、プルプルと震えっぱなしの薄い唇は、牛のように涎を垂らしている有り様だ。
そしてこの股間である。
清純無垢≠ェ聞いて呆れるほどに股布も前みごろもグチャグチャに濡れており、真っ黒な陰毛やさっき剥かれた幼豆、さらに咲かされた幼花にまでピッタリと張りついている。
Yシャツをはだければ乳輪まで膨らませて勃起した乳首を尖らせ、如何にこの身体が快感に咽び泣いているのかが良く分かる。
『クククッ!こりゃあ《シコリティ》が高いぜえ。オイ、コレを写真に撮れ。DVDのパッケージにするからよお』
「……お…お願いもう許し…ッッ!?やあッ?
や"あ"ぁ"あ"ッッ!!」
鈴木は麗世の斜め後ろに立ち、Yシャツの端を持って胸元の全てを曝した。
そして田中がカメラを持ち出すと、濡れて透けた股間が迫るようなローアングルから、麗世の泣き顔が向こうに見えるように撮り始めた。
『ククク!カメラが下から撮ってんだろうが。自慢の可愛い顔をカメラに向けろよ、ああ?』
『もうちょいブラに下乳を持ち上げてもらった方がいいですかね?ヒヒヒッ!?よ〜く尖って見えるなあ』
「ひッ酷いよおッ!!こんなッ…こんなのイヤよッッ!!こんなの酷いぃぃ!!!」
『もっとパンティ食い込ませてっとお……マンビラもクリちゃんも透けて見えるぜえ?』
後頭部を力尽くで押されて下を向いた泣き顔は、グシャグシャに歪みきって泣き叫んでいた。
悪意に満ちたブラジャーでの押し上げに抗えない乳房は、互いにそっぽを向いて天井を指すという無様な離れ乳≠ノされてしまった。
既に下着の用を為さないパンティは幼豆も幼花も隠しもせず、それらを装飾するピンク色のリボンを物哀しく添えるだけだ。
『もっと喜べよお。パッケージの写真撮りなんてしたコト無えんだぜ?クククッ……このグショ濡れのパンティは《争奪戦》になるだろうなあ〜』
「ッッッ!!!」
パッケージデザインは決まり、麗世にとって撮影は絶望的に順調に進んでいる。
そして異常者の購入意欲を高める為の《特典》を、麗世が身につけている物から奪っていこうとしている。
本当に女性を《物》として見ているから、こんな真似が出来るのだ。
身体を奪い、人生を奪い、そしてあらゆる物までも……。
「ひぐ…ッ!ふ…ふう"ッ!?……やめ…ッて…ッ」
鈴木は鋏を手に取り、またも右脚に抱きついた。
欲情に沸る瞳はやはり股間を見つめ、そして曲げられた左手が、異常者に屈した《証》に濡れる極薄の純白の生地に伸びた。
「やめてそれダメッッ!!
ダメなのヤメッッ……!!!」
右サイドを切断されたパンティは、パシュッと叫んで左の腰と股間に寄り添って丸まった。
秘丘の出っ張りと、そこに生えた陰毛は隠しようがなく、そして斬られてしまったパンティを縫いあわせる能力もなかった。
『ここでの撮影には面倒臭え《規制》とか無えからよお、れいタンのドコをどう撮ってもモザイク無しの……』
「誰かあッッ!!だ、誰か助けてッ!!ひぃッ!?い"ッ…せッ…先生ッ!!ハアッ…ハッ…まッママあぁ!!!」