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[姦獣共の戯れ]
【鬼畜 官能小説】

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代弁者-1


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撮影部屋とドア一枚隔てただけの物置部屋の中で、弘恵は麻袋に身体をスッポリと包まれて放置されていた。
首輪・枷・鎖・口枷…… 真っ暗な視界の中で響いていた少女の断末魔は、二人の男共の絶頂の喘ぎの最中に潰え、未だに消えたままである……。


(誰かアイツらを…ッ……あ、アイツらを止めて…ッ!)


弘恵は身体を震わせて啜り泣いていた。
この隣接した狭い部屋でなくとも、他にも放置しておける部屋はいくつもある。
なのにわざわざ此処に置いたというのは、弘恵から引き継がれた《犠牲者》という名のバトンを渡された二人の少女の悲鳴を、しっかりと弘恵の耳に届かせる為なのは明らかである。
つまりは精神的な拷問に、弘恵は掛けられていたのだ。


{あのキンタマちゃん≠ウあ、もうちょっとこう……ツン!としたっていうか、控えめな乳首だったら良かったのになあ}

{あまり好くなかったか?その割にゃあ鼻息荒くして、ダブルファックでガンガンに掘りまくってたじゃねーか}

{バレちゃいましたあ?鈴木さん流に言えば〈クソ穴〉がサイコーに気持ち良くて、ギュンギュン締めてくるからもう腰が止まらなくてさあ}

{クククッ!あの同時ロストバージンは良かったな。片脚上げてバッチリカメラに撮らせてたし、あれは悪くないぜ}


たった今、凌辱に果てて潰えた少女が嘲られている。
まだ15才の玉置そらという名の少女は、心も身体も喰い散らかされた……。



……拉致からの凌辱撮影が終わった翌日、弘恵は動画編集と商品梱包を行うパソコンルームに連れて行かれた。
『どうせ逃げられやしない』と、『報道記者の仕事をさせてやる』とバカにしていたのは間違いなく、しかし、弘恵の目に映る光景はまさに絶望的なものだった。

数台のパソコンには顧客リストがズラリと並び、あちこちの画面には[商品希望]の文字が点滅していた。
そして壁に掛けられた棚にはサンプル≠フラベルが貼られたDVDパッケージが綺麗に並べられ、その記された作品ナンバー数にあわせてDVDが収められていっていた。

あの少女の動画も、あんな風にデータ処理されて予告動画にされて、顧客の全員に送信されるのだ。
そして注文となれば円盤≠ノ動画を記録され、パッケージに収められて郵送されてしまうのだ。

作って売る者と欲しくて買う者……。

女性は商品であり、その商品は消耗品。
古い商品は注文数も右肩下がりで、新しい商品の人気に埋もれていく。

[探しています]シリーズの夏美・彩花・唯・風花の人気は高いが、雪絵や愛、由芽やかずさの作品は、今は殆ど売れていない。
その作品が欲しくて買った者が、同じ作品を再び買う事はないからだ。

つまり、常に新作を出し続けなければ《儲け》が生まれない……。


『タイトスカートをパッツンパッツンにした巨尻のOLを姦りてえなあ』

『そろそろJSに挑戦しませんか?5年生くらいならギリ姦れそうな気がするんだけど』

『やっぱムッチムチの人妻だよ。ムンムン蒸れ蒸れの剛毛マンコに潮吹かせてイジメてやろうぜ?』


弘恵を監禁している最中、性欲を叩きつける存在を手元に置いているのに、男共は欲望の矛先を外界に向けるのを止めなかった。

ここに連れ込まれて分かった。
「止める訳が無い」……と。

売れる商品を作る為に、そして性欲と物欲を満たす為に男共は犯罪を繰り返している。
たった一度の犯罪で、たった一人の女性を餌食にするだけで、男共が抱く《欲》の全てが満たされるのだ。
更生の余地など、何処をどう探しても望める訳がない……。


(ッ!!!)


いきなりガチャンとドアが開けられた音がした。
ドタドタと荒っぽい足音が迫ってきたと思った直後、麻袋を乱暴に掴まれてズルズルと引き摺られた。


(たッ助けッ……日下部さんッ!
く、日下部…ッッッ)


監禁中、いつも男共がくつろぐ広いリビングに、弘恵は室内犬のように置かれていた。
そのリビングに設置された巨大なテレビは、何時でもつけっぱなしだった。
そこから垂れ流しにされる情報≠ノは、古芝風花の時と同じく井形弘恵の名前は出てこなかった。
そもそも事件として報じられた事など一度も無く、一連の失踪事件は彩花と唯で止まったままだった。
まるで《事件》など無かったかのように……。



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