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[姦獣共の戯れ]
【鬼畜 官能小説】

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代弁者-4



『あのキンタマのバカ≠ェチンポ怖がってギャーギャー喧しく喚くもんだから、麗世ちゃんまで怖くなって失神したんだ。なんとかしてやらねえとカワイソーだろ?』

『クックック!深刻なチンポ恐怖症を克服しねえと、麗世の明るい未来≠ヘ見えねえままだぜ。なあ弘恵、頼めるのはオマエしか居ねえんだよお。頭下げっからよお〜』

『マン汁ダラダラ垂らしたオマンコでチンポしゃぶりまくって、しょーもないスケベ面してイキまくってりゃあイイんだよお。簡単だろ?いつもヤッてんだからよお』


あの時、唯と彩花を守ろうと、風花は自ら淫らな愛玩動物に堕ちた。
どんな言葉を並べられ、其れに屈したのかは分からない。
それでも彩花と唯を守りたい一心で、風花は
「自分の出来る事」をしたというのだけは、確信を持って言える。

だが、これから自分が強要される醜態は、麗世を救う事にも、ましてや守る事にも結びつかない。
それが「自分の出来る事」だとは、到底思えない……。


『俺達が頭下げてんだぞ?まさか「イヤ」とか言わねえよなあ?オマエのDVDの売り上げ、最近の中じゃあ最低ランクだったじゃねえか。少しは俺達の役に立ってみせろよ』

(そんなの…ッ…し、知らないわよッ……もう踏まないで、お願いぃ!)

『ゴキブリみたいに平べったい身体しやがって。『胸も尻も薄っぺらいガッカリボディ』ってお客様からクレーム来てたぜ?俺達が築き上げた信用まで傷つけんなよクソメスがあ』


肉体と精神が暴力に曝される。
革と金属の拘束は、罪なき弘恵に土下座を強いる。
可愛らしい愛玩動物の格好ではあるが、その扱いは屠殺直前の家畜に等しい。
恐怖も涙も汲み取られず、食肉としての価値しか望まれていない。
ウサギの格好をした《女肉》に慈悲や情けをかける者は、やはり一人としていなかった。


『……その辺にしとけ。コイツ最近《マゾ》に目覚めてきてっからよお、あんまり虐めると興奮して始める前に濡らしちまうぜ?』


踏みつけが解かれても、弘恵は未だに暴力の渦中にある。
蔑んだ視線が背中に何本も突き刺さり、冷たい笑い声が雨となって降り注ぐ。


「ぅ"が…ッッ!?」


哀しみも苦しみも、息を吐く暇を与えてはくれない。
突如としてマットレスが波打ったかと思った直後、いきなり首輪を後ろから掴まれて身体が引き起こされた。
背中がドスンと誰かの身体に倒れたと感じた刹那、そいつは背中を丸めて弘恵の顔を覗き込み、曲がった肘を羽ばたかせるようにしか動かせない細い腕を握ってきた。
更にもう一人が視界に現れ、ソイツは右手側にしゃがみ込むと、短いスカートでは隠せない太腿から膝にかけて優しく撫で始めた。


『どうしたの?こんなに涙ボロボロ流しちゃってえ?』

『寂しかったのぉ?そうかあ、ウサギちゃんは寂しいと死んじゃうもんねえ?』

「ッ〜〜〜!!!」


このネバネバと肌に粘りつくような声は、さっき玉置そらという少女を弄んだ挙げ句に姦した二人組だ。
肌には鳥肌が勃ち、強烈な寒気に汗ばむ身体は震える。


(こッ…この二人が…ッ!?い、イヤああッ!)

『思春期盛りの14才の女の子なんて、エッチなコトに興味津々に違いないんだあ。いっぱい感じて悶えちゃってイイからねえ?』

『弘恵ちゃんのドコをどうしてナニすれば《悦ぶ》のか全部知ってるんだから、安心して身体を預けててねえ?』


監禁の最中にも、男根を突き立てる事を優先する鈴木や吉田達と違い、触れられた皮膚や筋肉の反応や、表情の変化に注視する根っからの《痴漢師》だった。
弘恵の女体を調べあげ、どこが弱点でどこまで耐えられるかを知り尽くした二人だ。
佐藤の手が両の二の腕を掴み、高橋は右手側にしゃがみ込むと、膝に繋げられた吊り革をツンツンと指先で小突いてきた。

その焦りに歪む視界には、既に撮影を始めていた男共の姿が映った。
そして数台のスタンド付きカメラが、麗世と弘恵を静かに凝視していた。

悔しい事だが風花が「止めてやる」と誓った鬼畜の生業は、なんの問題も無く続いている。
その風花の意志を引き継いだはずの弘恵もまた、再び生業の供物へと成り下がろうとしている。

鈴木は離れ、軽く鼻歌を唄いながら意識を喪失したままの麗世の細い顎を、そっと右手で掬い上げた。
さらに緩やかに曲げた左手の人差し指で前髪を掻き分け、やや太めな眉毛を優しく撫でてみせた。


「ッッ!?」


いきなり鈴木は麗世の頬に平手を当て、逃げ場のない暗闇の世界から煌めきに満ちた生き地獄へと連れ戻しに掛かる。
長い髪がフルフルと震え、叩かれる頬には明らかな緊張が見え始めた。


『ん〜?まだ目を覚ましませんねえ……
もしも〜し、〇〇中学校三年生の松友麗世ちゃん起きてくださ〜い。可愛いウサギさんが遊びに来てますよお?クッククク!』

(た、叩かないで…!その娘を起こさないでッ!も…もうやめてぇッッ!)


……焦りに焦る弘恵の眼に、ピクンと目尻を跳ねさせ、虚な瞳を薄らと開ける麗世が映った……姿形だけは跳躍直前のウサギそのものの弘恵だが、勢いよく飛び跳ねて男の手から麗世を助け出せる身体能力は、当然ながら備わってはいない……。


「……はっぐッッ!?」


少女は意識を取り戻し、そして自分の直ぐ傍に立っている男を見て目を剥いた。
その見開かれた目は他の男共をグルリと見回し、遂に眼下のマットレスに伏せる〈ウサギ〉を捉えた。


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