亮との逢瀬、仕合せ―3-2
「逝くウう―――逝く逝く逝くウうう———っ!、、りょうさああん!!」
奈岐はまたも痙攣しながら逝ってしまった。
亮は奈岐への刺激をとめなかった。今度はむしろ早めるように少しいじめるようにクリトリスを唇で摘まんで吸った。音と立てながら吸った。奈岐は、悲鳴を上げた。
「きゃあ―――ッ!!!!止めてえ―――っ!!!逝くウう―――ッ!!!」
なおも亮は執拗に続けた。
「キャア――ッ、、、りょうさん、、、ダメえ―――っ!!!また逝くウ―――っ!!!
逝くウう―――逝く逝く逝くウうう―――!!!、、、ダメえ―――、、、、、」
またも奈岐は足を引きつらせて逝ってしまった。
亮は今度はシワを寄せて開いたり閉じたりしている奈岐のアナルへ指をあてた。そこにも奈岐の愛液が滴り落ちて滑るように亮の指の第一関節までをうずめてしまった。亮は引き続きクリトリスへの愛撫を続けながら、指ではアナルへのピストンをゆっくりし始めた。
「ああん、、、ああん、、、へん、、ン、、、りょう、さ、ん、、、へん、、んよおお—」
亮は構わず、さらに指に奈岐のあそこに溢れ出ている愛液を掬い取ってアナルへのピストンを続けた。
「ああん、、、へんん??!!、、、ああん、、、へん、、ン、、、りょう、さ、ん、、、へん、ああん、へんよおお—ああああん、、、あんああんあああああーーー」
亮はさらにさらに続けた。奈岐はまた新しい世界の扉をくぐっていった。
「逝くウー――アンああああんン―――逝くウーーーへ、、、ん、、、、逝くウう―――っ!!!」
奈岐はまた逝った。逝く時、亮の指にはきゅっと締まる高い圧力がかかり、アナルから追い出されそうになったが、亮は思い切り指をアナルへ押し込もうと力を入れ第一関節の挿入を維持した。それは奈岐にとってアナルで感じる初めての逝きようだった。
亮はアナルとクリトリスの愛撫を続けさらに奈岐は三回までの逝きようを示した。
亮は再度、クリトリスと膣中への愛撫に戻り、奈岐を逝かせ続けた。すでに奈岐は断続的な逝きから連続的な逝きの領域へとはまっていた。奈岐は朦朧とする意識の中で逝き続ける快感にのみ自分があるような気がしていた。亮の愛撫はさらに続いた。時計の針は15時半を指していた。奈岐は一時間半以上も逝きつづけていたことになる。亮は最後に思いきり奈岐のクリトリスを舌で押しつけてはじいたあと唇と舌で力の限り吸いながら、Gスポットを二本指の猛スピードで擦り上げ続けた。
「ヒー―――ヒー—―あああ―――っッ!!!ヒー―――っ!!!!ヒー――っ!!!!」
奈岐はお潮を迸らせながら逝き、また気を失った。奈岐はしばし深い仕合せの眠りについた。
亮は奈岐の腰の下に敷いてびしょびしょになったバスタオルを取り除き、バスローブをとって来て奈岐の腰の下に敷き直した。
亮は今日、奈岐をここまでの快感に連れて来てあげることができたことに安堵を覚えた。亮はソファーに座り、湯沸かしのスイッチを入れ、コーヒーをドリップしたカップをゆったりとすすった。亮の脳天には奈岐への愛情が充実感を伴なって満たしていた。
亮は少し休憩してから、ミネラルウォーターを取りベッドに向かった。そして奈岐の口元へキャップを明けたペットボトルの口を近づけると奈岐の口が開き、水分を受け入れた。繰り返し注いでやるとその都度奈岐は水分を採り、ごくごくと飲み干した。
「なぎちゃん、コーヒーを飲むかい?」
「?、、、、、」
「コーヒー?、、、、飲まない?」
「うん、、、、」
亮はコーヒーをいれると、ベッドに行き、奈岐を抱き起しバスローブを纏わせた。ヒモを縛ってやり、肩を抱いてベッドにすわらせた。そしてコーヒーを持ってきてやるとニコッと微笑んでカップを手渡した。
奈岐は可愛くちょこんとベッドに腰かけながら、カップに口を付けた。深い官能の世界から少しづつ戻ってきているようだった。亮は横に座って片手で奈岐の髪を撫で、片手は奈岐の潤ってフェロモンを発しているとも見える太ももの上において触るともなく愛撫するともなく指先をゆっくり動かした。
「気持ち良かったかい?」
奈岐はこっくりをした。
「まだこれからだよ、夜までは時間はたっぷりある。ゆっくり愛し合おう」
また奈岐はこっくりをした。少女のように可愛かった。
奈岐はおそらく澄み切った素直なこころでいたのだろう。亮を愛し、信頼し、全てを捧げようとしていた。それはまさに少女の頃のように好きでしょうがない男性に処女を捧げようとする純な気持ちに瓜二つだった。奈岐は何も言わずに亮の肩に寄り掛かった。