しにがみハート#5-3
「絢芽…ごめんナサイ。」
「……」
「パフェおごるからさ。」
「……!!」
一瞬絢芽の身体がピクッとなった。こんな時でも甘い物に反応するとは…
「…アイス3個も…」
「わかったわかった。だから顔上げて?」
「…はい」
すっかり涙目になっている絢芽。
「もう…離れないで下さいよ?」
大事そうに俺の手をガッチリと握る。
「あぁ。悪かった。」
絢芽がなんだか愛おしく感じ、俺も絢芽の手を優しく握った。
後編に続く?