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人妻奈岐
【熟女/人妻 官能小説】

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奈岐の求める愛-3

 啓介は奈岐の中に出すことが本当に気持ち良く、奈岐の膣の中で逝く時のまとわりつくような奈岐の膣中のひだひだや突起が堪らなかった。新婚に帰ったように快感に導かれるように啓介はこのあとも中出しを繰り返していくことになった。
 ただ、今日は珍しく奈岐が舐めてほしいと言ったのは気になっていた。これまでも奈岐は結婚当初からセックスの中でときどきそういうリクエストをしてきていた。そのたびに何回か舐めたことはあるが啓介はあまりそれが好きではなかった。だから自分からすることはなく、自然に奈岐も諦めたと思っていた。でもまた言ってきていた。なので少し舐めようかと思ってそういう姿勢まではしたのだったが、奈岐のあそこの臭いがして舐めるのを止めてしまった。その臭いは以前からのもので奈岐がなにかお風呂でよく洗い流していないからとかいうものでは決してないのだが、啓介にはなじめない奈岐のあそこが発する臭いなのだった。

 奈岐は、この間の、どうしても奈岐を心ゆくまでクンニをして逝かせてくれることをしない啓介のセックスが自分の人生を満たしてくれるものとは思えなかった。睦夫は心ゆくまで奈岐のクリトリスとあそこを舌で唇で指であるいはそれらを同時に使いながら奈岐を夢のような快感へ導いてくれた。亮はまだ生身で接したことは無かったが必ずそうしてくれるという確信があった。
 もちろんそうかといって啓介との結婚をやめるといういことではなかった。啓介との生活はセックス以外には何の不満も無かった。長い間に二人で築いてきた仕合せの形が随所に作られていた。それは奈岐にとって一生を託すに足るものだった。そういう場合、普通の女性はセックスの部分は我慢をしてやり過ごすのだろう、それが大半なのだろうと思う。しかし、奈岐は子どもを産まずに女性としての性生活を20年以上続け、本当の意味での浮気も経験してきた。いかに啓介に中出しをしてもらったとしてもそれで満ち足りた自分をどうしても発見することが出来なかった。奈岐はそういう自分の人生で今女盛りを通っているとの実感の中で、これだけは譲ることが出来ないものとしてのセックスの在り方であり、どうしてもそれが叶うための行動をとめることは出来なかった。
 
 啓介がクンニぎらいなのか、という点は怪しい。啓介は奈岐に隠して浮気をしたことがある。それはもう5年以上まえのことで奈岐が睦夫とのランデブーを愉しんでいるころだった。取引先で知り合い、付き合い上の飲み会の席で意気投合した女の子だった。後で聞くと人妻だったのでダブル不倫ということになる。それは奈岐の睦夫との関係と同じだった。そのとき、四、五回は逢瀬を重ねたのだが、啓介はむしろ喜んでクンニをした。それも感度が良く臭いの良いあそこにたっぷりとする文字通りクンニ中のクンニだった。啓介が意識すれば気付いたことだったが臭いがちがったからワクワクドキドキでクンニに励んだのだった。そして確かに啓介にとってその女性とのセックスは奈岐とのセックスよりはるかに快感と刺激に満ちた素晴らしいものだった。だから奈岐へクンニできないのはその臭いに原因があったのかもしれない。
 啓介はそういうことを考えたことは無かったが、世の中の男女のカップルの組み合わせには、免疫の型の相性があるという。それは体臭で好き嫌いを判断するという生物学的エビデンスがあるらしい。そうとすれば、啓介と奈岐は生物学的に免疫の型の相性がよくないということが言えるのかもしれなかった。もしそうなら、奈岐にはそんなことは与り知らぬことで二十歳前の何も知らない奈岐を自分のモノにした啓介の方に間違いがあり、啓介が誠にうかつだったということになる。奈岐にとっては恨んでも恨み切れない痛恨の免疫だった。


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