【6・執着】-2
「なんでっこんな…センさんは…そ、んなにっ、わたしのこと、嫌い、なの?」
俺に組み敷かれ、はぁはぁと息をしながら言ってくる。この表情が堪らない。
「んーどっちでもないかなー?気に入ってるのは気に入ってるよ」
「ほらその顔、ほんと堪んない…よく見せてよ」
再び顎を掴み顔をこちらに向ける。
悔しさに恐怖と絶望が混ざったような、壊れそうなのを必死に耐えているような表情。
それを壊してぐちゃぐちゃにしたい。
「あ〜かわい♡」
キスをし、舌を絡ませる。
ピストンの動きを強くする。膣口の入り口まで抜き、一気に奥を突き上げる。
「ぐ!ぅあっ!んんっ!んくっ…!」
奥を突くたびにれっさんの口から喘ぎ声が漏れ、身体が揺さぶられる。
「あ〜〜このおっぱいが激しく揺れるの何度見ても最高なんだよなぁ〜〜♡」
「や!は、はなしてっ!」
れっさんの両手を持ち、更に動きを強くしようとしたその時だ、
「コンコンッ」
ドアをノックする音が聞こえる。
「れんかちゃん…センさん…いる…?」
ジュンイチだ。
「入っていいよー!」
れっさんの顔が強張ったのを見てすぐに返事をする。
「ジュンイチが来たって。出すとこ見てもらお♡」
「なん…やめて!離れて!やだ!やだああぁ!!」
思い切り抱きしめ、嫌がるれっさんの肩に顎を乗せる。
ジュンイチが部屋に入って来るとわざと聞こえるように言った。
「れっさんホントにナカに出して欲しいの!?わかった…じゃあ出すよ…っ!」
「んーーっ!!?ふぅうっ!!んん…んぅーーーっ!!!」
そのまま唇を重ね何も言えないようにする。
俺はれっさんがジュンイチを見たのを確認して…奥に射精した。
「んふうう!!んーーっ!!んーーーっ!!!」
長時間留めていたモノをれっさんのナカに全部吐き出す。
「はああぁああ…気持ちい……」
「れっさんもイったの?気持ちよかったね♡」
目を見開き背に手をまわし、力いっぱい抱きしめ返してきた後に、脱力したのかするりと手が離れ、ベッドに落ちる。
「はぁ…う……あ……」
立て続けに皆に見られたのがショックだったのか何も言ってこない。
ベッドから降りると服を着、ジュンイチに声をかける。
「俺今から休憩がてら皆迎えに行ってくるよ、その間れっさん好きに使っていいよ♡」
ぽんっ!とジュンイチの肩を叩く。
部屋から出るとき、れっさんに向けているジュンイチの瞳にどす黒い炎が灯っているのを、俺は見逃さなかった。