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妻を他人に
【熟女/人妻 官能小説】

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妻を他人に (11) 二度目の貸し出し-3

 いま自分と唇を重ねている男への紛れもない好意の芽生えと、隣室で待つ夫への義理立ての狭間で移ろうゆき。甘く切ない瞳でZと見つめ合い舌を絡めたかと思えば、次の瞬間には目をそらし顔をそむける。

「ん、んん……」

 純白のショーツとブラジャーに包まれた全身を優しく撫でられ、しかしゆきの心は溶けていく。ゆきは自らの容姿に一定の自信を持つ女ではあったが、それでも若い頃より少し肉づいた身体や久しぶりに着用した勝負下着を自分より若い男にどう見られるか不安はある。Zの愛撫はそんな人妻を全肯定し、この人になら身体を委ねても大丈夫という安心をゆきに与えた。
 男の手は今ゆきの乳房に添えられている。ブラジャーの上から乳首を擦られるのは、なぜか直接触られるよりもエッチに感じてしまう。

「ぁああ……っふぅん……」

 カップと乳房の隙間に指を挿れられ、乳首を触れられた。さっきから触り方がいやらしすぎる。下着を着けたままでは強い刺激を得られることはない。結果としてゆきは焦らされ、羞恥と掻痒感だけが高まっていく。

「ゆきさん、いい匂い……」
「ゃぁぁぁあ……汗かいてるから……」

 Zがゆきの両手首をつかんで持ち上げた。バンザイの格好となった人妻のつるんとした腋があらわになる。汗の粒が滲むその場所をぺろりと舐め、鼻先を押し付け、ゆきの体臭を胸いっぱいに吸い込むZ。

「んーー、ゆきさんの汗しょっぱくて美味しい。少し酸っぱい匂いがする……」
「ぁぁぁあ……ぁあああだめぇ……」

 身を捩るゆき。しかし股間を細かく刺激され力が入らない。適度な運動で汗ばんだゆきの身体は、本人の意思とは無関係にフェロモンを撒き散らしている。

「こっちはどうだろう?」

 ひょいと裏返しにされ今度は尻の匂いを嗅がれる。

「あぁゆきさん……。ゆきさんのお尻、すごい匂い……」
「やだぁ……すごい匂いなんて言わないで……」
「くんくんくんくん……蒸れてエッチな匂いです」
「ぁぁあああ……そこは恥ずかしいから……」

 四つん這いで蒸れた股間の匂いを嗅がれている。丸いヒップにぱつんぱつんに張り付いたショーツを撫でられ、薄い布地の上から男の鼻は肛門に、口は女唇にぴたりとあてがわれている。Zが鼻先を尻の谷間に押し付けると、ショーツがわずかに食い込みゆきの尻の下部の丸みが露出した。
「お尻のお肉がはみ出してますよ?」
「いじわる……! ぁあ……ねぇ、お尻嗅がないで……」
 小尻に見せるため、はしたなくない程度に生地面積が小さなローライズショーツをチョイスしたことが裏目に出た。
「ぷりんて揺れて可愛い」

 人妻はヒップの半分ほどをはみ出させている。男はゆきのハミ肉を指先でなぞり羞恥を与え、肛門の匂いを吸い込み恥辱を煽る。

「あぁぁ、いじわるだよぉ……恥ずかしいよぉ……」
「こっちはもっと恥ずかしいですよ? ほら、大きな染みができてます」
 人妻の尻の匂いを嗅ぎながらショーツのクロッチ部分を擦り、圧迫する。
「うわ……パンティーの上から触っただけなのにこんなに……」
 わざわざゆきの顔の前で親指と中指を開閉してみせるZ。人妻の恥ずかしい液体が何本も糸をひいている。粘液を舐め、その口でキスをする。
「んんチュウ……んぁむ……やだぁ……いじわるぅぁぁあああ……んむ……!」

 Zに気の利いた褒め言葉でまんまと心を浮き立たされた挙げ句に、ひとたび男の手に落ちればあとはただあらゆる辱めを受け女性の尊厳を蹂躙される。それでもなお股間を濡らし、いやらしい声で男を悦ばせてしまうことでさらなる凌辱を受ける人妻の姿は哀れとしかいいようがない。

「やめて……だめ……ぁあ……! ぁあああ!」

 大きな尻を突き出す屈辱的なポーズでブラジャーをたくし上げられ露出した乳首を転がされ、あるいはクリトリスに断続的な圧迫が加えられる。ショーツのクロッチをぐいと横にずらされ、男の舌が直接ゆきの花びらを割って侵入してきた。

「ぁぁあっぁああぁぁああだめだめ……! ぁああ! ぁあぁいいい……っちゃうぅ!」

 羞恥と快楽の渦に飲まれたゆきは、ほどなくして果てた。
 ジュワリと愛液が漏れ、人妻のショーツを一層濡らした。

  *


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