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母体の神秘
【熟女/人妻 官能小説】

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母体の神秘15-1

【母体の神秘15】

ある意味で薄々気付いていた事ではあった。

ここ最近のママの雰囲気や体型の微妙な変化。

性教育を受ける前より遥かに性についての知識が増していた俺だったから

そうなる可能性を常に意識させられてはいた。

でも心のどこかで、絶対にそうなる筈が無いと

現実から目を背けている自分がいたのも事実だ。

あの日、竹太郎さんが対面での性教育で、俺と松夫の目の前で

思い切り俺のママに膣内射精をした日・・・

そう、ママの下腹部から慈愛に満ちた生命力が溢れ出ていたあの日・・・

竹太郎さんに生理周期のズレを看破された俺のママは実は妊娠危険日であり

ママの卵管には新しい卵子が排出されていたのかも知れない。

そして竹太郎さんと心と体が完全に繋がった最高のセックスをして

未曽有の快楽の果てへと導かれたママは

一匹の生物として雌の繁殖本能を最大まで擽られ、

直接的な生殖の現場となる子宮を降ろして

竹太郎さんの放精を迎え入れたのだろう。

あの大量の種が、排卵しているママの子宮内に吸い込まれていったら

竹太郎さんの精子と俺のママ智美の卵子が受精するのなんて時間の問題でしかない。

パパが俺の誕生以降

長年の間ママと夫婦生活を続けても成し得なかった第二子の受胎を

パパとは何の関係もない、他所の雄である竹太郎さんと成し遂げてしまうのだ。

不条理だけれど

もしそうなったら

俺のパパは竹太郎さんとの雄同士の競争で完全に敗北してしまった事になってしまう。

それは本来自分だけの雌であり、繁殖相手でもあったママを

竹太郎さんという新しい雄に寝取られ、孕まされて

挙句には他所の雄に仕込まれた子供を、何も知らずに自分の子として育て

他人の家の子孫繁栄を人生を通して手助けしてしまう結果になるのだ。

自分のDNAを後世に残す為の競争に負けた雄の悲惨な未来図に

俺は思わず目頭が熱くなってしまうのだった。

そんな事を考えている間も

妊娠検査薬の結果が出るまでの時間は

刻一刻と迫っているのだった。



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