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こいびとは小学2年生
【ロリ 官能小説】

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さよなら-1


 俺はしばらくの間放心していたらしい。ふっ、と我に返ると、麻衣ちゃんと幸恵ちゃんはベッドの上に、互いの身体を寄せ合うようにしてしゃがみ、はぁ、はぁ、と、50mくらいを走ったあとのような息遣いで小さく息を吐いている。俺の顔の周囲は、二人の体臭と息臭そして恥臭が混じり合った、俺にとってこの上なく芳醇な、勃起と射精を誘発する生の女の子の匂いで満ちている。
 ただ、空イキとはいえ七回も絶頂を迎えた俺には、もはやそれ以上仮性包茎でオナニーするどころかいきり立たせる体力すら残っていない。そうなると萎びかけて皮をかむった仮性包茎が急にこっ恥ずかしくなり、二人が眼を閉じている間にこそこそとボクサーショーツとチノパンを腰まで引き上げる。オナニーの間は亀頭も露出させていたから、もしかすると父親以外の男のおちんちんの実物を生まれて初めて見た麻衣ちゃんと幸恵ちゃんにとっては、そう悪くないおちんちんサンプルにはなったかもしれない。まあ日本人男性の七割がどっちかの包茎らしいから、仮性包茎を恥ずかしがる必要はないのかもな。
 服を整え、ひとつ息を吐いてベッドの上を見る。二人は目を瞑ったまま、軽く開いた口から小さく吐息を漏らしている。もはや隠す意味を失ったおっぱいやおまんこは、オナニーに浸った女の子の身体が辿ったプロセスの名残りを漂わせながらその赤裸々な状態を俺に曝け出している。乳輪周囲がぷっくりと盛り上がり、薄茶色の乳首がピン、と勃起したまま、未処理の恥毛や薄い小陰唇そして処女膜が比較的くっきりとした膣口が白い愛液でベトベトに湿ったおまんこを俺の眼の前で片膝を立た足の間から露出させている。幸恵ちゃんの柔らかそうな白い乳房にはうっすらと汗が滲み、やはり未処理でもじゃもじゃとした恥毛とぱっくり開いた膣口そしてまだおちんちんを知らない膣から分泌された19歳の生臭い愛液が濡らしたやや濃い目のピンクに染まったおまんこは、オナニーで絶頂を迎えてあられもなく開かれた両足の間でそのすべてを俺の視界に露出している。そして、麻衣ちゃんも幸恵ちゃんも、そのプロセスに連れてより濃くより匂いを強くした体臭や息臭それに恥臭を俺の鼻腔に間断なく送り続けていた。

「あ、あの……」

 間抜けな声が出た。はっ、と眼を開いた幸恵ちゃんは、もぞもぞと足を閉じてさっきのように腕でおっぱいを隠したけれど、麻衣ちゃんは瞼にきゅ、と力を入れただけで勃起した乳首もイッたあとの白濁したおまんこも曝け出した姿勢のままだ。一度至近距離でおまんこを見られたことがある、そのことが麻衣ちゃんにとっては幸恵ちゃんよりも余裕というか羞恥心の低下を生じさせているのかもしれない。

「俺……あの、二人も見たと思うけど……麻衣ちゃんと幸恵ちゃんの裸で、何度も、その……イッちゃ、った、からさ」

 幸恵ちゃんが、おっぱいを隠していなかったほうの左手を口の下に持っていき、握りこぶしのようにしてぎゅぅぅっ、と下頸部に押し付ける。羞恥心からその頬がまた、ぱぁぁ、と赤く染まっていく。

「だから、その、モスで言ってた『魅力』の話だけど、幸恵ちゃんも、もちろん麻衣ちゃんも、それは十分にある、よ、うん。それに……」

 ちょっと、背筋を伸ばす。

「二人とも、普通にしててもかわいいしさ。だから、学校とかで気になる人がいたら、まあ、あんまり急激なのはあれかもしれないけど、アプローチしてもいいと思うよ。その……あんまり、軽い男とか遊んでそうな男じゃなければ、二人の気持ちも大事にしてくれると思うし、さ」

 後半は、俺のかなり正直な気持ちを込めた。この二人を、適当に遊びでどっかのチャラい男になんか食われたくない。ちゃんとしていて、真面目で、相手のことをきちんと「こいびと」として尊重してくれるまともな奴で処女喪失してほしい。二人の痴態と恥臭でさんざんオナニーしておいて気持ちもへったくれもないもんだけど、俺はなんというか、麻衣ちゃんと幸恵ちゃんの兄のような心境になりつつあった。まあそれは七回ほどイッてようやく賢者に変身したから得られた心境なんであって、二人の眼の前に勃起したおちんちんを剥き出しにしてオナりまくっていた時点の俺はチャラい男と精神構造的にはたいして変わりなかったんだけどな。

「は、はい……」

 幸恵ちゃんが小さな声でうなずく。オナニーの絶頂で火照った身体から発散される甘酸っぱくどこか幼く無邪気な体臭が、幸恵ちゃんの身体が揺れるたびに漂う。

「じゃ、まあ、そんなとこで……あの、風邪とかひかないように、気をつけてね」

 言いながら自分でも、気が利かねえな、とか、この据え膳状況をなんで自分から切り上げるんだ、と思ったりする。けどなんちゅうか、こういうところが俺がまだほんとうの意味で余裕が持てないところなんだろうな。この状況、流れから言ったら麻衣ちゃんや幸恵ちゃんの処女喪失の当事者になれそうな気配もあるけれど、琴美の言うとおり麻衣ちゃんに対しては妹的な感情もあるし、その友達である幸恵ちゃんにだってあわよくば処女をいただいてポイ、みたいな真似事はやっぱりできない。
 幸恵ちゃんがもぞもぞと身体を起こそうとする。ぽっちゃりとした白いおなかのおへそのあたりで皮下脂肪が作るなだらかな稜線が二本の横線を描く。ごく普通の女の子、モデル体型だのなんだのではない、どこにでもいる19歳JDの生々しい肉体。萎えていたおちんちんがまたぞろ熱を帯び始める。ああ、キリがねぇ。

「は、はい……あの……あ、ありがとう、ございました……」


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