甘い同棲生活⑦-13
加奈子は思わず倒れ込み、理央の唇を貪る。
結合してないのにもかかわらず、ぐちゅん、ぐちゅんと鳴る音。
胸元にもべったりとついたローションのせいで、お互いの体がぬるぬるとすべり心地よい。
理央も、加奈子の腰を掴んで、自身のいい部分に当てようと腰を動かしていく。
「は、ぁ……っ、ん、ちゅ、…ん、理央、気持ち……いっ」
キスの合間に、気持ちいいと声を漏らす。
「ん、お口も、胸も……アソコも……全部、んん、いいっ……」
「加奈子、どこが気持ちいい……？ 教えて、僕ももっと興奮したい」
唇をきゅっと噛んで、恥ずかしそうに加奈子は理央の耳元に唇を寄せた。
「理央のオチ×チンが、擦れて……オマ×コ…気持ちいいです……も、いっちゃいそう……」
加奈子はそう言いながら、激しく腰を動かして、ビクビクっと体を震わせた。
ローションとは異なる温かいとろとろとした体液が、理央のペニスを汚す。
「は、ぁ……はぁ……ちゃんと、興奮……してくれてる……？ ごめんね……したいこと、させてあげられなくて……」
「ーー僕、何人ヤッてると思ってんの？ こんなに気持ちいいセックス、加奈子としかしたことない。本当に。加奈子だから優しくしたいし、めちゃめちゃにしてやりたいって思う」
理央の上で動けない加奈子を強引に組み敷くと、コンドームを取り出して装着する。
「僕がこんなにヤキモチ妬きだって、わからせたのも加奈子。本間さんの時だってヤキモチ妬いたけど……付き合ったって、言葉で確かめたって、こんな気持ちになるんだって」
「ーーあ、っ……んっ」
いつもよりも、ローションのせいで一気に突き立てられるそれ。
だが何度もイッたそこは、彼のペニスをぎゅうぎゅうと締め付ける。
裂けたストッキングと、ずらされたショーツの隙間から強引に挿入された卑猥な光景。
「や、べ……、マジ、レイプしてるみたい」
その言葉を皮切りにスイッチが入ったのか、理央の目付きが変わったのが、加奈子にはわかった。
「はあ、ぁうっ……んん」
いきなり、強引に腰を打ち付けられるが、ローションのおかげで痛みなどはない。
「我慢できな……い、ごめん。チ×ポあんなにしごかれたから……っ。加奈子のナカ、やばい」
「ん、痛くな……いから、して……いいよ。あたしも、気持ちいい」
腰を掴む理央の手に、加奈子は自分の手を添えた。
「は、……ぁ、ぐちゅぐちゅしてんのに、いつもより、締まる……っ」
「ん、……そんな、理央が機械で何回もするから、おかしくなってるの、んん」
いちばん欲しいそれを、加奈子の心も、体も噛み締めている。
何も考えられなくなっていくーー。
ギシギシと、揺れるベッド。
二人ともその音に合わせて昇り詰めていく。
「ん、加奈子……いく……！」
加奈子は理央の体を抱きしめて、その唇を奪う。
（あたしも、理央とのえっちがいちばん、だよ）
ふふっと笑って、果てた彼の顔を見つめていたのだった。