エアーセックス―3-1
奈岐は全身が性器になっていくように感じていた。こんなに気持ち良く逝き続けていていいんだろうか?
奈岐の、まさに女盛りの身体が性の喜びを満開にして咲き誇っている。
下半身は十分に見えないものの、豊かで張りのある美しい乳房、その上に綺麗なピンク色をしてコリっと固くなって立っている敏感な乳首が、うなじから首、胸もとそして腹部へと滑るような白い肌から心から愛撫してほしそうにしてエロスを放っている。
一方、顔にはマスクがかかっており、十分にその全容を見ることは出来ないが、ふくよかな頬、綺麗な澄んだ目が女性としての柔らかさと優しさを十分すぎるほど画面から伝えている。それは可愛さになってどうしようもなく男を刺激していた。エロスと可愛さが絶妙に絡み合ってたまらない魅力を発している、それが奈岐だった。
亮は、そういう奈岐の美しさを十分に感じていた。この女は本物だ、男の性情のすべてが吸い込まれていくような女だった。それは奈岐の肢体全体の起伏に漂う“女”がそうさせていたのは間違いない。亮の本然的感性にはとりわけそれが強く感じられた。このチャットの最初に亮は奈岐の全身を見せてくれと言ったとき、奈岐の豊かで肉感溢れる下半身を舐めるように凝視した。そこにあったのは、並み以上に出張った腰骨とそれを覆うサシの入った豊饒で張りのある臀部、そしてそこから流れるような美しさで文字通り太く大きい太ももが迫り、白く綺麗な線を放つ膝から下の足先、指先まで、それら全てを舐め、唾液で塗りたくりたくなるようなすべすべとした肌をもつ美しい臀部と脚部だった。
腰のくびれから下の豊か過ぎるその下半身は、亮をしてそこに自分のすべてを凝縮させた精子を注ぎ込み、種を身籠らせたいと心の底から思わせた。
奈岐はこれまで四十歳になるまで子供を産んでいなかった、そのことがなにごとかを醸し、亮にこの女の中に強く種を宿らせたいという思いを猛らせた。それは女としての奈岐が人生をかけて放つフェロモンかもしれなかった。
奈岐はすでに五回ほど逝かされていた。
クリトリスだけでも相当の天上を味わい、乳首との両攻めで頭が白くなるほど登り詰め、さらに膣口とクリトリスを同時にいじられて奈岐はあまたも身体も心さえもおかしくなっていった。
奈岐は、このままいくらでも喜びを味わい続けたいという気持ちでいっぱいになっていた。愛される喜びに満ちて来ていた。
「りょうさ〜ん、いい、い〜い!気持ちいいー!、あんあ〜ん!、好き、好き!!」
「なぎちゃん、大好きだよ、きれいだ、とってもきれい、、、、
まだまだ気持ち良くなろうね、ふたりもっともっとおかしくなろう!」
「うん、、、、、、、、」
「さあ、膣の入り口でくちゅくちゅしている指をもう少し中で入れていこうか」
「うん、、、、あん、あんああんあん」
「ぷっくりと充血したクリトリスをはじきながらだよ、いいね、、、、
Gスポットはわかるかな?」
「うん、、、、、ざらざらしたとこ?」
「そうだよ、クリトリスの裏側あたりにある、ざらざらしたところ。そこをゆっくり繰り返し押してごらん」
「あんああんあんああん、いい、いいー!、りょうさ〜ん!!」
「気持ちいいでしょ、そうクリトリスをはじきながら、Gを繰り返しゆっくり押し続けるんだよ、いいね」
「うん、、、、、ああーーあんああん、あんああん、逝きそう、りょうさん!」
「だめ、逝っちゃだめ、我慢しなさい!」
「はい、あん、あーーあんあ〜あん、あん、あ〜あん、逝きそう!」
「なぎ!、緩めない、絶対緩めちゃダメ!」
「ああーん、逝っちゃう〜、、、」
「だめ、まだ我慢しなさい!!
緩めないで続けて!我慢しながら続けるんだよ!!」
「はい、、、、、ああーん、あんああんあんああん、ああーん、あん、、ああんあんああん、だめえーーー!」
「もう少し我慢だよ、、、少しGをはやく刺激しよう!!」
「あんダメええーー!、逝く逝く逝くウうーー!」
「我慢!!!」
「ああああああああーーーー!りょうさ〜んん!!」
「なぎ!!逝こう!!!今だよ!!逝くんだよ!!!」
「あああああああ〜ああ〜ん!!!逝く逝く逝くウ逝くウううううーーーーー!!!!!」
奈岐はまた頂点へと逝かされた。その場にへなへなとへたり込んだ。
「なぎ、ゆっくりとゆっくりとクリトリスとGへの刺激を続けなさい!」
「だめえ!!りょうさん、もうだめええ」
「だめじゃないよ、まだまだぼくはなぎを愛してあげるんだ、大好きだよ、なぎ!愛している!さあ、続けよう、ゆっくりでいいからね、続けよう!クリトリスとGを優しくやさしく愛してあげよう!」