カウンセリング-1
一週間後、沙莉が引っ越して来た。夏希の部屋をそのまま使ってもらうことにした。勿論、夏希には了承済みで、置いてある服やアクセサリーなどは好きに使っていいとも聞いている。
不要な家具や家電などもユーズドショップに買取りしてもらった。沙莉が欲しいもののリストを作り二人で買物に回った。服など身に付けるものも一緒に買いに行く。
下着もセクシーで綺麗なものを身に着けて欲しいから、最後に高級ランジェリーショップに行った。「えー、すっごい綺麗だけど…。透けてるし、ちょっと恥ずかしいかな?」店員と二人で薦めて、ブラジャー、ショーツ、ガーターベルト、ストッキング、ベビードールのまたはキャミソールのセットを三種類。普段用のセットも五種類、ナイトブラも買った。沙莉まかせにすると遠慮して、安いものから選ぼうとするから、ちょっと強引に高級でデザインが綺麗なものにした。
「ダメだよ!ちゃんと下着はいいものを身に着けないと!俺の奴隷なんだから…。」「はい!御主人様!」「でも、ほんとにいいんですか?高い物ばっかりだし…。」「大丈夫!その分、頑張りなさい!」
自宅に戻ってから、沙莉のカウンセリングをすることにした。一番気になるのは勿論、男性経験だ。どれだけ素直に答えてくれるか、心理的なものも確認したい。
「ちょっとだけ、時間貰っていいですか?」「ん?どうした?」「あの、あれ着てみたくて…。」「じゃ、調教を始める。」「えっ、あ、はい。」沙莉が床に膝まづいて「御主人様、ご調教をお願いします。」頭を下げる。「今から、部屋に行って、今日買ったプレイ用の下着を着けて自分で撮影して送りなさい!手で隠したりとかしないように!」沙莉の顔が高揚して赤くなっている。「は、はい!御主人様!」紙袋を抱え小走りに部屋へと入っていった。すぐにLINUが来た。「あの汚したくないのでパンティライナーを着けてもいいですか?」「ああ、いいよ!」
写真は手で持っての自撮りで上のほうから撮ったものばかりだった。大きな乳房に対しての透けて見える薄いピンク色の乳首がやや小さめだ。「撮ったら、リビングに来なさい。」「はい!」
Tシャツとニットの短パンで降りてきた。「よし、カウンセリングを始めよう。」
ちょっとしたプロファイリングの気分だ。
「ちゃんと全部正直に答えるんだ!いいね!」「はい!御主人様!」
恋愛経験は、二人。高校二年の時に何となく付き合うようになったが、一回デートして何となく自然消滅した。その後、大学生になり二年の時に合コンで知り合った相手と付き合い始めたが、二股が発覚して半年後に別れた。信じられないことだが、男性経験は一人しかいなかった。しかも、二回しかしていない。
前戯もセックスも雑だったようで、あまり良いイメージは持っていない。やはり、少々男性不信気味で、心を許せるのは私ぐらいだと言ってくれた。元々、ファザコンだったことも影響しているだろう。
次にSC3のことについて聞いてみた。オナニーを覚えたのは、中学生の頃で、姉が読んでいたレディースコミックがきっかけで、特に気に入ったのが、SM的な調教物だった。妄想とともにオナニーがエスカレートして、現在に至った。投稿した理由は、露出願望もあるが、色んな人からメッセージが来るのが楽しみだった。しかも、収入にもなる。
SC3の動画を観て気になったことを聞いてみる。何故、ヴァギナには触らないのか?アナルは感じるのか?沙莉はちょっと戸惑っていたが、「大丈夫!ありのままを話しなさい。」と促すと話し始めた。オナニーは主に乳首とクリトリスが中心で、ヴァギナは指一本くらいなら少し気持ちいい程度、胡瓜を入れたら少し痛かったらしい。アナルは、指とかスティックを出し入れするのが気持ちいい。アナルだけでイッたことはない。クリトリスを擦りながら、アナルを触るのが、一番気持ちいいそうだ。
オナニーのことを話終わると沙莉の顔が真っ赤だ。興奮しているようで、少し呼吸が速くなっている。
「少し女性の身体を教えてあげようね。」優しく声をかける。「沙莉は、まだまだ少女のままだから、美しい大人の女になれるようにね。」テーブルの椅子に反対向きに背もたれを抱くように座らせた。
「Tシャツを脱いで!」こちらを見て少し躊躇したが、すぐに脱いだ。きめ細かい絹のような肌に頬ずりしたくなる。白いシンプルなブラジャーの紐が綻びてる。「下着は明日から新しいのを着けなさい。」「はい。」
「目を閉じて。」沙莉の両手首を後ろでタオルで縛った。耳から顎、首、うなじ、肩と産毛を撫でるように、羽毛で撫でるように…。触れるか触れないか、ギリギリのタッチで指先を這わせていく。「ァ、ハァ、ァ…。」沙莉が吐息を漏らす。肩から腕の内側へ、肘関節の下、皮膚の薄いところや血管の上は特に敏感だ。掌から指の内側へと這わせる。「ハァハァ…。」吐息が荒くなる。掌から腕肩へと戻り、肩甲骨の内側から脇へ行くと、「キャハハハ!ごめんなさい!」こそばかったようだ。肩にもどり今度は胸元へ、細い身体には大き過ぎる丸い乳房が白いブラジャーに包まれている。上から指を突っ込みたくなるが今日はまだ我慢だ。また肩へ回って、背骨沿いに上から撫ぜる。「アっ、ハァ、ハァー。」ビクビクと反応している。耳元から囁く「気持ちいい?」「はい!」「どんな風に?」「ゾクゾクします。」今度は、普通に前向きに椅子に座らせる。手は椅子の後ろで縛る。特に縛る必要は無いのだが、縛られるということに馴れさせるのと、感度を高めるためにあえて縛る。