ラブホテル-2
部屋に着く二人。
「ほう、最近のホテルはこんなんですか」
桑山はスマホであちこち写真を撮り出す。
「ねぇ、友香さん」
パシャ
「ちょっと何するんですか!今、私の写真撮りましたよね」
「帰る時に消しますよ、安心してください。何か飲み物でも飲みますか?」
「いりません・・・私、もう帰りたいんですけど、ところでいつまでここにいればいいんですか?」
「そうですね、お互いがリラックスできるまで、ですかね。どうですか?シャワーでも浴びできますか」
「どうしてシャワーなんて」
「どうしてって・・わかるでしょ、あなたもいい大人なんだから」
「はぁ?やっぱり私、帰ります」
「そうですか 、これで私は2回あなたに恥をかかされることになります。あなたも同じ目に遭わなければいいんですが・・・」
友香はさっきの写真のことを思い出しハっとなる。
「帰ってもいいですよ、あなたの判断に任せます」
「・・・・・・どうすればいいんですか」
「じゃあセックスしましょうか」
「そんなのするワケないですよね」
「そうですよね、 じゃあ 、少し触るだけっていうのはどうですか ?裸になってもらって」
「それも嫌です」
「状況がわかってないみたいですね 。じゃあ、 最後です。下着はつけたままでいいですから好きに触らしてください」
友香は謝罪と写真を思い返す。
「・・・・・それですべて許してもらえますか?・・・それなら・・・」