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あなたの奥さん、気持ち良かったよ
【熟女/人妻 官能小説】

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視線-1

ある小規模都市の駅前。
歩道の片隅に女が調子悪そうにうずくまっている。

「おい 、大丈夫かい?」

「すいません、ちょっとめまいがしちゃって。あのー、・・・近くのバス停まで連れて行ってもらえませんか?」

「あーいいですよ、私が肩を貸しましょう。さあ、寄りかかってください」

「ありがとうございます」

助けられた女は佐藤友香、主婦33歳。 結婚して5年になる。目鼻立は特に特徴はないが童顔で愛嬌のある顔をしていた。まだ子供もなく、最近は暇をもて余していた。
今日も夕方買い物だけをして家に帰る途中だった。


―翌日。

「あっ、おじさん。昨日はありがとうございました」

「体調はどうですか?」

「今日はすっかりいいみたいです。あぁ、私、佐藤友香と言います。何かお礼がしたいんですが・・」

「お礼なんていいですよ」

「それは申し訳ないです。何かさせてください。何がいいですか?あっ、すいません、お名前は」

「私は桑山です」

「桑山さんですね、そうですよねーすぐには思いつかないですよね。・・・じぁ、また考えておいてくださいね」

桑山二郎、60歳。数年前にリストラで職を失くした。間もなく妻にも愛想を尽かされ今は独り身だ。風貌は小太りの中年といった感じで冴えない感じだった。


数日後。

「おっ、友香さん。こんにちは」

「おじさん、こんにちは。なんかよく会いますね」

「ああ、私はこの辺でボランティア活動をしてるんですよ。だからじぁないですかねー」

「へえー、ボランティアされてるんだ。あっ、ところでお礼なんですけど何か好きな食べものありますか?」

「私は今一人でね、そんなに食べないんですよ」

「そうなんですか、うちも主人が単身赴任で今一人なんです」

「ほう、単身赴任ですか。それは寂しいですね」

「私も一人になってかなり経ちますんで寂しいもんです。なかなか元気が出なくて。でもね、友香さんを見ると元気になるんですよ」

「えー、そうなんですか。なんか嬉しい」

「もう、この歳になると見ているだけで十分なんですけどね。それにしても友香さんは惚れ惚れするスタイルですなー。あぁ、今の若い人にはこういうのセクハラですかねー」

「あぁ、全然、大丈夫ですよ。私ももう若くないですし。最近はお肉がついてきちやって」

「いやいや十分若いですし、全然太ってないですよ。それにしても旦那さんが羨ましい。さぞ可愛がってくれるんでしょうなー」

全身を舐め回すように見てくる。

「えっ、・・いえ、そんな・・・。すいません、ちょっと用事を思いだして・・・」

友香は急に恥ずかしくなりその場を後にした。

(なんか、いやらしい眼つき。ちょっとヤダな)

その時は不快だったが、時間が経つにつれ、久しぶりに褒められて少し高揚している自分に気付いた。

(私のスタイルって・・・まだ・・)


それから友香の行動が少し変わった。
胸のラインが少し出るような服装で街を歩いてみる。確かに男たちがチラチラと友香を見てきているのがわかる。

元々スタイルには自信があったのだ。若い頃は漫画雑誌のグラビアアイドルのような身体つきだった。
白いビキニにたわわな胸がプルンプルンと揺れる。夏に水着になった途端、男達の目の色が変わることがよくあった。

そのチラチラ見る視線の1つに桑山がいた。

(あー、あのおじさん。やっぱり見てる。いやらしい顔しちゃって。本当、男って何歳になってもバカなんだから)

しかし、友香はその下着の中を覗かれているようなその視線に体の中がカッと熱くなるのを感じていた。


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