睦夫との別れー4-1
奈岐は、亀頭の膣口への出し入れを十分に楽しんだ。カリへ膣口の絡みつく快感も睦夫へのお別れのプレゼントとしてあげることができた。でもまだまだ楽しむ、、、睦夫の愛を愉しむ、、、、
奈岐は、睦夫のモノを奥まで咥え込んで、腰のグラインドを開始した。クリトリスへの刺激も再開された。クリトリスを睦夫の堅い陰毛へ擦りつけるのは本当に気持ちがいい。睦夫の陰毛にはそれまでの根元までのピストンで奈岐の愛液がびっしょりと付着している。その状態がクリトリスをして潤沢な愛液にまとわりつかせ擦りつけられるため、快感が倍加するのである。
奈岐はこの快感も長く長く別れを惜しむように続けた。睦夫も奈岐のグラインドで刺激される亀頭と陰茎中下部への刺激を十二分に楽しんでいた。時に出そうになるほどの快感が襲ってくる、しかし、、、我慢だ、我慢だ、我慢だ!!
そして奈岐は十二分に楽しんだグラインドをとめ、前傾して睦夫の乳首を舐めに行った。愛しい睦夫の乳首、奈岐は惜しむように舌ではじき、口で吸いして弄んだ。そして腰を上げ下げして睦夫の陰茎を膣でしごき続けていった。
睦夫は、我慢の限界に近付いた。もう逝きたい!奈岐の中で逝きたい、、、
睦夫は膝を立てて、乳首を舐め続ける奈岐を抱きしめ、思い切り奈岐を下から突き始めた。
「奈岐!、逝くよ、思い切り突いて逝きたい!、奈岐の中で逝きたい!!」
睦夫ははじめて奈岐を呼び捨てにした。奈岐は嬉しかった。
「はい、、、、なかで、、、逝って、、、あん、あん、、くだ、さい、、、、、」
睦夫は激しく奈岐を下から突き続けた、ありったけの力を込めて潤沢な愛液を放出する奈岐の膣を激しく突き続けた、、、、、、、
二人はもう逝くしかない、二人の愛の頂点へ向けて逝くしかない、、、、
「あああああ、、あああああ」
二人が同時によがり声をあげ、奈岐は痙攣を起こして震えた、、、、、、、どぴゅどぴゅドピュードクドク、ドピュー、、、、、奈岐の中へ睦夫の精液が勢いよく放出され奈岐の子宮に注ぎ込まれるようだった。
放出した後、いつものように睦夫は奈岐の膣から陰茎を抜き、ゴムを始末した。いつもと違ったのはゴムが外されたあと、いつの間にそばで見ていた奈岐が睦夫の亀頭にしゃぶりついたことだった。奈岐はフェラチオをしながら精液を吸い取っていた。睦夫は逝ったあとのこそばゆいような快感にあられもないよがり声を「うううーーーっ」と上げた。
二人は、しばし放心の時間をベッドで過ごした。奈岐は睦夫の胸に顔を預けて静かに抱かれ、睦夫は奈岐の脚に自分の脚を絡ませ、寸分を惜しむように身体を密着させた。
睦夫は、今日は食事を取らなかった。二人の間に第三者を寸分も入らせたくなかったからだ。奈岐にもそう言ってあった。
三時半にホテルに入り、すぐにセックスを始めたが、時計の見ると7時を過ぎていた。四時間近くもセックスをしていたことになる。お互いがお互いを惜しむ感情で長くなったのかもしれない。でもまだ七時だった。
「今、七時過ぎだね」と睦夫が奈岐に言った。
睦夫も奈岐も普段と違って七時を過ぎても食欲は感じなかった。それより、まだ七時であることが嬉しかった。
奈岐は睦夫のおちんちんをまさぐり始めた。もう一回、もう一回だけ、、、、、、、、
睦夫は時間を告げてからどう始めようか、と悩んでいたところだったが、奈岐は時間を言うだけでわかってくれた。もう一回、もう一回だけ、、、、、
二人はシックスナインを始め、最後の愛を激しく求め合った。そして我慢ができないように性器を結合していった。それは二度とない大切なトキを惜しむように優しく、時に激しく、ゆっくりと、またはやく、、、、、
たっぷりとできるつもりが終わりの時間は容赦なくやってきた。睦夫はピストンをしながら時計が9時が回るのをちらと眺めた。これ以上、繋がっているわけにいかなくなっていた。いつまでもつながっていたかった。でも許されないことだった。
睦夫が奈岐に射精のときを告げた。奈岐も続く強烈な快感の中でそれを承知した。
睦夫の愛がほとばしり出ると同時に、奈岐の頂点がはじけた。