ようやく掴んだ理想の未来-8
「都姫…!」
鉄平は都姫の体を抱え上げる。都姫は鉄平の体に抱きつく。そのまま歩きベッドに向かう。
「ああん…、これが駅弁って言う体位…?」
「ん?あ、ああ、そうだね。これが駅弁だね。」
都姫が駅弁と言う体位を知っていたことは意外だった。
「都姫、結構セックスに興味あるの?」
「えっ…?う、うん…一応…」
恥ずかしげな表情がたまらない。
「意外とスケベなんだな。」
「や、ヤダ…。でも…嫌いじゃ…ないかな…。経験は乏しいけど…」
「大丈夫だよ、俺が色んな体位を教えてあげるから。」
「ああん…、た、楽しみ…」
ネットで駅弁と言う体位を知った時、何て恥ずかしい体位なんだと思った。その恥ずかしい体位を今自分がしていると思うと興奮を覚える。
駅弁体位のままベッドまで都姫を運ぶ。寝室に入りベッドにつくとそのまま都姫を押し倒し正常位が始まる。
「あん…、あん…、あん…!あん…、あん…、あん…!」
セックスにあえぐ都姫を見てうっとりする鉄平。
「本当、美しい…。魂が抜かれそう…」
「あん…、あん…ハァハァ、ハァハァ…そんな大した女じゃないよ…。売れ残りのオバサンだよ…?」
「都姫、自分の事オバサンだなんてもう言わないでよ。てか言わせない。」
鉄平は体を倒し都姫の耳元で囁く。
「都姫は美しい…。それに会社のCEOに相応しい女だよ…。誰にも渡したくない…。渡さない…。都姫は俺の女だ…。俺の妻になる素敵な女…」
「妻…」
都姫は妻と言う言葉に胸を躍らせた。物凄くいい響きに聞こえ、幸せな気分になった。
「鉄平くんの妻…」
幸せが止まらない。仕事でも私生活でも忘れかけていた幸せと言うものが今都姫を包み込む。
「早く鉄平くんの奥さんになりたい…、妻になりたい…結婚したい…。早く赤ちゃんが欲しい…」
都姫は自分がここまで女の幸せを求めるような人間だとは思わなかった。愛する男に抱かれ、夢見る未来。都姫は本当の意味でセックスの壮大さを知ったような気がした。
「ハァハァ、鉄平くん…。私、セックスが好き…。鉄平くんにしてもらうセックスが大好き…」
「俺もだよ、都姫…。結婚したら毎日セックスしよう。いっぱい感じさせてやるよ…」
「ああん、鉄平くぅん…」
都姫はまるで恋する乙女のような気持ちで鉄平のペニスを受け入れているのであった。