女の悦び-3
濃厚すぎるキスだ。意識が薄れそうになる。ただ体だけが目的のはずなのに自分の全てを捧げたくなるような熱く濃いキスをしてくる鉄平に力を奪われてしまう。そしてゆっくりと唇を離す鉄平。都姫はゆっくりと目を開けると鉄平がじっと見つめてくる。都姫は壊れそうなぐらいに心臓がドキッとした。
「俺、CEOの役に立てたら、思い切りCEOを抱こうと決めてたんです…」
「えっ…?」
「俺を会社に入れてくれた恩返しをしたくて今回頑張りました。自分でも今日の働きはCEOの恩を返せたかなって自負してます。」
「そ、それは…十分に…助けて貰ったょ…?」
「今までは俺と都姫はCEOと新入社員って立場で、脅すネタがなければとてもじゃないが抱ける立場になかった。でも今はCEOと同じぐらいの立場になれたつもりです。ようやく1人の男と1人の女乃立場になれた。だから今夜、俺は都姫を思い切り抱く。もう都姫をCEOとは呼ばない。敬語も使わない。都姫、今夜は熱く熱く燃え上がろうぜ?」
鉄平の熱い眼差しに都姫は女心をガッと掴まれた。恥ずかしい写真を握られてる負目、部下…、その全てが自分の中から剥がれ落ちたような、そんな気分になった。
「鉄平…」
無意識にその言葉が口から出た。
「メチャクチャにして…」
蕩けるような瞳で見つめ返してくる都姫に鉄平は悦びを得た。
「都姫、セックスしてセックスしてセックスしまくろうぜ?今夜…」
「しまくり…たい、私も…」
鉄平はニヤッと笑う。
「明日、仕事できるかな?都姫…」
鉄平は都姫の体の上で悩ましく体を揺らしながら唇を重ね服と下着を都姫の体から剥いで行く。都姫を脱がしつつ自分の着衣も剥がす。体を弄られながら一枚一枚脱がされて行く都姫。気付いた時にはお互い全裸で肌の感触を確かめ合うかのように擦り合い、気付いた時にはもう潤沢に濡れていた。
「ハァハァ、都姫…」
息を切らしながら野生的に首筋を口で責める鉄平。
「ああん…鉄平…」
体をゾクゾクさせ鳥肌を立てながら鉄平の背中に手を回して抱きつく都姫。首筋を吸われ、舌を這わされ、そして耳を責められる都姫。
「こんなに俺を興奮させるなんて…、いやらしい…、都姫はホントにいやらしい女だ…。ずっと男に抱かれたかったんだろ?スケベな匂いがするオマンコ、ペロペロ舐められたかったんだろ?オマンコ…、都姫のいやらしいオマンコ…」
「あっあ…んん…!」
セクハラが世を騒がせる時代に逆行する部下からの激しいセクハラに都姫は興奮を覚えてしまう。
(メチャクチャに…されたい…)
都姫は性に対して久しぶりに素直になるのであった。